歳を重ねたり、長い時間が経過することを「年輪を刻む」などと表現することがあります。
年輪とはもちろん、樹木の横断面にみられる同心円状の輪のことで、樹齢の長い木ほどその層は厚いとされています。

現在ツイッター上では、こんな身近にあった“年輪”のような層が大きな話題になっています。

塗装の剥がれた車止め。よく見ると何層にもなっている。これが何度も補修を繰り返した跡だとしたら、補修する人の存在がこの一箇所に感じられてすごく面白いなぁと思った。
(@simodasketchより引用)

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投稿主は「下田スケッチ【絵の描き方】(@simodasketch)」さん。車止めの塗装が剥がれた部分をよく見ると、何層にも色が重なっており、それはまるで樹木の年輪のよう。

何度も何度も上塗りされて現在に至っているのだと考えると、とても長い歴史を感じさせられ、どこかノスタルジックな気持ちにさせられます。

この写真は多くの注目を集め、ツイートは1万件のリツイート、9.8万件のいいねを獲得(1月24日時点)し、コメントも多数寄せられました。

「木の樹齢みたい。層の中から感じられますね」

「塗装の地層…歴史ですね。観点が素敵です。素敵な発見のおすそわけありがとうございました」

「面白いですよね。私も塗装の剥がれたところに層が有るの何度か見かけました。塗り替えとかするたびに積層されていくのがよく分かります。」

「断面がポールスミス」

「子供の頃、この層ごとにぺりぺり剥いて遊んでた」

「面白い考察ですね( ^ω^ )こういうの見て器物破損とか少なくなると良いのですが」

「学校の遊具もそんな感じ塗り重ねられていて、歴史を感じますね」

「マーブルチョコみたいや」

「塗層ですね」

「『確かに此処に存在している時間としての証拠』ですね。普段は見向きもされない車止めにも歴史在り...」

「こういう仕事してたから、ちょっとでもそんなこと考えてくれる人いたらうれしい」

「いや、もともと下地とか重ねるから層になるの当たり前だろって思って見たら層のレベルが違う!!! もう、歴史だこれ」

日常の小さな一コマから長い歴史の1ページを開いてみせた下田スケッチさん。その優れた視点と感性には脱帽せざるを得ません。

皆さんの周りにも、よ〜く見てみると何か思わぬ発見が眠っているかも?