女優の上白石萌歌が26日、都内で行われた映画『ゴーストバスターズ/アフターライフ』公開前スペシャルイベントに声優の梶裕貴と共に出席。母親の驚くべき霊体験を明かした。

  • 上白石萌歌

1984年に公開され世界中で大ヒットを巻き起こした『ゴーストバスターズ』、その5年後に公開された『ゴーストバスターズ2』の続編となる本作。オリジナル版のゴーストバスターズ4人がニューヨークの街中でゴーストたちと戦ってから30年後、彼らによって封印されたゴーストたちの封印が解かれ、田舎町に出現。そんなゴーストたちに立ち向かう新たなるバスターズたちの姿が描かれる。

本作でゴーストと戦うバスターズの1人、イゴン・スペングラー博士の孫娘フィービーの声を務めた上白石。両親が初代『ゴーストバスターズ』のドンピシャ世代だと言うと「家族で観ていて魅了されていた作品だったので、まさか最新作で声を務めることができるなんて思っていませんでした」とオファーを受けたときは感激したことを明かすと「大いなる挑戦だなと思いつつ、すごく光栄でした」と笑顔を見せる。

過去、声優の経験はあった上白石だが、洋画の吹き替えは初めて。「いつものお芝居とはまったく違いました」と戸惑いがあったことを明かすも「声を吹き込むのがキャラクターではなく人だったので、(フィービーを演じる)マッケナ・グレイスさんの仕草や息遣い、リップを見て意識しながらお芝居をしました。難しかったけれど、たくさん収穫がありました」と大きな経験だったことを明かしていた。

劇中には、個性的なゴーストたちがたくさん登場する。司会者から霊感体験を聞かれた上白石は「私自身は全くないのですが、母親がすごく霊感が強かったみたいなんです。以前聞いたのは、両親が新婚旅行にエジプトに行ったとき、取りつかれてしまって、数日間日本語じゃない言語を、普段よりも低い声で話していたと言うんです」という話を披露する。その後、姉である萌音と自身を産んでから母親の霊感はなくなったというが「母の話を聞くと、霊みたいなものは本当にあるんだなと思っています。姉も私も全くないんですけれどね」と語っていた。

そんな上白石の発言に梶も「僕も霊感はまったくないのですが、うちの奥さんは強いようで、見えるときは見えるみたいです」と苦笑いを浮かべると「コロナ前に旅行に行ったとき、奥さんが一点を見つめているときがあって『何かいるの?』と聞いたら『うん』って答えていました。僕はそういう話は怖いので、詳しくは聞かなかったのですが」と家族の霊体験を話していた。

吹き替え前に出来上がった作品を観て、号泣してしまったという上白石。「本当にめちゃくちゃ泣いてしまって、マスク交換しなければいけなくなっちゃったぐらい」と感動したことを明かすと「シリーズ最新作は、さらにゴーストがブラッシュアップされてとてもリアルです。そしてこれまで以上にハートフルになっていて、楽しくそして感動できます」と作品をアピールしていた。