小田急電鉄は11日、こどもと子育て世代を応援する「小児IC運賃の全区間一律50円」をダイヤ変更と同日の3月12日から開始すると発表した。あわせて小児用の通学定期券やフリーパスの料金の低廉化も実施する。

  • 「小児IC運賃の全区間一律50円」告知ポスター(一部抜粋)

「小児IC運賃の全区間一律50円」は、小田急電鉄が2021年11月に掲げた「子育て応援ポリシー」をもとに、子育てしやすい沿線環境の実現に向けた全国の鉄道初の取組みとなる。3月12日から、現行運賃の最安63円から最高445円の区間において、小児ICカード運賃が一律50円となる。

小児IC運賃の低廉化に合わせ、小児用通学定期券(磁気・ICカードとも)は全区間一律に1カ月800円(現在は800~3,820円)・3カ月2,280円(現在は2,340~1万890円)・6カ月4,320円(現在は4,430~2万630円)に低廉化する。箱根フリーパスなど企画乗車券の料金も小田急線内分を引き下げる(一部商品を除く)とのこと。

  • 小田急電鉄の通勤車両5000形

  • プレゼントするICカードケース

小児用ICカードの普及と、小田急線により親しみを感じてもらうことを目的に、「小児用PASMOを作ろう!」キャンペーンも実施。2月10日から3月25日まで、新規に小児用「PASMO」を小田急線各駅または定期券うりばにて購入した先着1万人に、特急ロマンスカー・GSE(70000形)をデザインしたオリジナルICカードケースをプレゼントする。