ウェブスターマーケティングは1月5日、「結婚してから独身のほうがよかったと思う瞬間に関する意識調査」の結果を発表した。調査は2021年12月3日～4日、全国の既婚男女500名(女性357名/男性143名)を対象にインターネットで行われた。

  • 【女性】独身の方がよかったと思うとき

    【女性】独身の方がよかったと思うとき

調査によると、独身のほうがよかったと「よく思う」「たまに思う」と回答した既婚者は、女性が65%、男性が79%と、男性の方が10ポイント以上高い結果に。そこで、どんなときに「独身のほうがよかった」と思うのかを聴取し、男女別にランキング化した。

女性が「独身の方がよかったと思うとき」ランキング、1位は「自由時間がない」だった。結婚後に「家族の都合に合わせる」「家事が多くなる」などの理由で、自分の時間をもちにくくなってしまった人が多いよう。特に、子育て中の人は自分の時間が少なくなるとのこと。

続く2位は「行動が制限される」こと。飲み会や友達との旅行、遊びに誘われても家庭の都合で行けないことが多くなるなど、「何をするにも家族の予定や時間が気になる」「気軽に旅行できない」といった回答が多数寄せられた。

3位には「家事・育児が大変」がランクイン。「独身なら適当でもいいし、サボれた」「自分ひとりだったらあまり汚れない」「独身なら外食やテイクアウトで済ませられるのに」など、とくに仕事から疲れて帰ってきて家事もこなす状況に、うんざりしている人が多いよう。また、子どもがいると「疲れていても、手作りの食事を食べさせたい」という人も多数見受けられた。

以下、4位「自由にお金が使えない」、5位「親戚づきあいが大変」、6位「配偶者が家事・育児をしない」「独身の友達が楽しそう」と続き、女性では、自由時間がないことのほかに、「家事が大変」「配偶者が家事・育児をしない」など、家事・育児を理由に挙げた人が多かった。

  • 【男性】独身の方がよかったと思うとき

    【男性】独身の方がよかったと思うとき

一方、男性の１位も「自由時間がない」だった。女性と同じように、「趣味の時間が持てない」「自分のペースで動けない」といった声が多数。

続く2位は「自由にお金が使えない」。妻が家計を管理する家庭も多いため、お金の管理が自分でできなくなった男性が多いようで、「お小遣い制になったので、使えるお金が減った」「結婚前は給料を自由に使えていたのに」という意見が目立つ結果に。

3位には「行動が制限される」がランクイン。こちらも女性と同じく、「飲みに行くのに気をつかう」「一人で旅行できなくなった」といった回答のほか、「異性の友人と遊べなくなった」という声も多数。また、同率で「配偶者にイライラする」も3位に。妻とケンカしたときや、妻が不機嫌になとき、妻から嫌味を言われたり、生活態度を注意されたりした時にイライラする男性が多いよう。

以下、5位「恋愛したい」、6位「一人になれない」、7位「配偶者と価値観が違う」と続き、男性は全体的に「独身時代よりも自由がない」ことに不満を感じている人が多いことがうかがえた。

最後に、「生まれ変わっても結婚したいですか?」と尋ねたところ、女性84.3%、男性74.1%が「したい」と回答。独身のほうがよかったと思うことはあるものの、「やっぱり結婚っていいな」と感じている人も多いことがわかった。