JR東日本は、2022年3月12日に実施するダイヤ改正で、横須賀線・総武快速線の新型車両E235系を追加投入するとともに、利用状況に合わせ、平日の輸送体系を見直すと発表した。平日の朝・夜に運転される成田線直通の通勤快速は快速に変更される。
横須賀線・総武快速線の新型車両E235系は昨年12月から営業運転を開始し、2020年度に8編成120両(11両編成×8編成、4両編成×8編成)を投入。約4年かけて総数745両(11両編成×51編成、4両編成×46編成)を投入する計画となっており、既存のE217系からの車両更新を進める。E235系の追加投入により、快適な車内空間を提供するとともに、環境負荷低減もめざすとしている。
利用状況に合わせた輸送体系の見直しも実施。横須賀線では現在、平日朝の最も運転本数の多い時間帯に1時間あたり11本を運転しているが、ダイヤ改正後は1時間あたり10本(1本減)の運転に。総武快速線も、現在は平日朝の最も運転本数の多い時間帯に1時間あたり19本の列車を運転しているが、ダイヤ改正後は1時間あたり18本(1本減)の運転となる。横須賀線・総武快速線ともに夕夜間の運転本数も見直しを予定している。
成田線直通の通勤快速は現在、平日朝に成田駅6時45分発・東京駅7時54分着(大船行)、成田空港駅7時22分発・東京駅8時48分着(逗子行)の上り2本、平日夜間に東京駅19時52分発・成田駅20時58分着、東京駅21時53分発・成田駅22時56分着の下り2本を運転。ダイヤ改正後は計4本とも快速に変更され、これまで通勤快速が通過していた新小岩駅、市川駅、津田沼駅、稲毛駅、物井駅にも停車するようになる。停車駅追加にともない、東京~成田間の所要時間が3~7分延びる。