JR西日本は2021年12月の社長会見にて、在来線車両への防犯カメラ設置の具体的な導入スケジュールについて発表した。今後、新たに製造する車両は基本的に標準装備として防犯カメラを設置する。既存の通勤・近郊型車両については、駅間の走行時間が長く、利用の多い京阪神地区の新快速・快速から優先的に設置するとしている。
具体的には、2022年1月から設置工事に着手し、2023年度末をめどにすべての新快速と関空・紀州路快速に設置。その他の車両も順次設置していくとのこと。これにより、2023年度末には、利用の多い京阪神地区を走行する車両のうち、約5割の設置を目指すとしている。
特急列車用の車両についても、「サンダーバード」など京阪神地区を発着する特急列車用の車両から順次設置し、2023年度末をめどに約7割の設置をめざす。残る在来線車両についても、次のステップとして2024年度以降の設置を計画していく。新幹線については、現在、ほぼすべての車両に設置しているところだが、残りの車両についても速やかに設置を進めるとのこと。