高級車の中でも、手の届く範囲の車種を求めている方に人気なのがメルセデスのAクラスです。メルセデス・ベンツならではの高級感のある外観・インテリアを備え、最新の運転技術も搭載されています。

Aクラスを買うためには、どのくらいの年収が必要なのでしょうか? 今回はAクラスの見積価格の目安、無理なく買える年収の目安について解説します。

  • ※写真はAMGライン装着車

高級コンパクトカーといえばメルセデスの「Aクラス」

憧れの高級外車の代名詞とも言える、メルセデス・ベンツ。中でもコンパクトタイプの「Aクラス」はもっともリーズナブルな価格で、お金持ちでなくても手が届きやすいと人気を集めています。

Aクラスの初代モデルが登場したのは1997年です。それまでメルセデス・ベンツは高級セダンのみというイメージでしたが、Aクラスでコンパクトカーを出したことで、非常に大きな注目を集めました。

それまで最安値であったCクラスよりさらに車両価格が低いモデルということでも話題となりました。2018年に4代目となるモデルが販売開始となり、2019年第1四半期には同リーズで過去最高の売り上げを記録しました。

またJAIA(日本自動車輸入組合)の「外国メーカー車モデル別新車登録台数順位の推移(暦年)」(2020年)で、Aクラスは2位を記録しています。

外観は若々しいアクティブなイメージですが、内部は先進の運転技術も搭載されており、快適性が向上しています。コンパクトでありながら、サイズ以上の存在感を感じさせるプレミアムカーです。

「A180」を新車で購入する場合の代金の目安は?

Aクラスは現在5つのモデルがありますが、今回はそのうちもっとも安い価格の「A180」を選びます。新車の希望小売価格は409万円です。

主要装備に加えて「ベーシックパッケージ」の27万2,000円も付けることにします。ベーシックパッケージの中身は、ナビゲーション、フルパワーシート、ドアミラー、ステップカバーなどです。

ボディカラーはメタリックな艶と光沢が美しい「コスモブラック」を選択。男性に根強い人気のある有償カラーで、7万6,000円です。

アクセサリーは「おすすめパッケージ」の10万1,200円を選びました。ドライブレコーダー・フロアマットプレミアム・ETC2.0対応車載器などがセットになっています。

この条件での見積金額は下記のとおりです。

・希望小売価格:409万円
・パッケージ/オプション:27万2,000円
・ボディカラー:76,000円
・アクセサリー:10万1,200円
・諸経費:187,100円

合計で472万6,300円となりました。

「A180」を買える年収の目安は?

「A180」を購入できるのは、どの程度の年収の方なのでしょうか? 車を無理なく購入する目安価格は、一般的に「年収の半分以下」と言われています。

この理論を適用すれば、「A180」は合計472万6,300円ですから、最低でもおおよそ900万円~950万円の年収が必要となります。1,000万円近い給与のある方でないと、余裕をもって購入するのは難しいかもしれません。

国税庁の「民間給与実態統計調査(令和2年)」を見てみると、年収900万円を超えているのは男性で9.9%、女性は1.5%のみです。Aクラスはメルセデスとしては比較的手ごろな価格ではありますが、無理なく購入できるのは会社員の中でも比較的高収入な方と言えるでしょう。