実業家としての第一線を退いた栄一が、兼子を連れて、日米関係を改善すべく渡米する旅の道中が描かれる。栄一たちは、特別列車にて全米60の都市を巡り、民間外交に奔走することに。

豪華列車に乗り込み、列車の旅を満喫する栄一たち。大島はそんなアメリカ視察旅行のシーンについて「オリエンタル急行のような客室列車みたいなセットで撮影をしました。2人とも、けっこう年を重ねた見た目になっていますが、すごく楽しそうなんです」と撮影を振り返った。栄一たち夫婦が交わす穏やかな表情からは、まさに夫婦としての年輪が感じられる。

「アメリカ視察旅行は、栄一さんのお仕事のために行っていますが、2人で旅行をしていることに兼子は胸がワクワクしただろうし、台詞もそこにのっかれて、とても楽しい雰囲気になり、いいシーンが撮れたと思っています」と手応えを口にするが大いに納得。

視察旅行中も、怒涛のように次から次へと事件が起こる。なんと道中で、栄一の長年の友である伊藤博文(山崎育三郎)が暗殺されたという知らせを受けたのだ。また、栄一の長男である篤二(泉澤祐希)が再び問題を起こすことに。

伊藤の訃報を知った栄一の衝撃は計り知れない。兼子は多くを語らずとも、栄一の深い悲しみを受け止めようとするし、篤二の一件についても、同じように心を痛めていくのが、大島の繊細な表情からも読み取れる。この妻あっての渋沢栄一なのだと、改めて痛感させられるのだ。

来週の41回でいよいよ最終回を迎える『青天を衝け』。老いてもまだまだ日本のために動こうとする栄一を兼子はどう支えていくのか、また栄一がどんな最後を迎えることになるのかが気になるところだ。

■大島優子
1988年10月17日生まれ、栃木県出身。近年の主な映画出演映画は『ロマンス』(15)、『真田十勇士』(16)、『疾風ロンド』(16)、『生きちゃった』(20)、『明日の食卓』(21)、『妖怪大戦争 ガーディアンズ』(21)、『ボクたちはみんな大人になれなかった』(21)など。『とんび』が2022年公開予定。ドラマは連続テレビ小説『スカーレット』(19)、『東京タラレバ娘』(17、20)、『七人の秘書』(20)、『ネメシス』(21)、『正義の天秤』(21)などに出演。

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