お笑いコンビのオズワルド、錦鯉、インディアンスが漫才師の王座決定戦『M-1グランプリ2021』の決勝戦ファイナルステージ進出を決めた。インディアンス、錦鯉、オズワルドの順番で漫才を披露する。

  • 写真は準決勝のもの

決勝戦にはモグライダー、ランジャタイ、ゆにばーす、真空ジェシカ、オズワルド、ロングコートダディ、錦鯉、インディアンス、ももと、敗者復活枠を勝ち取ったハライチの10組が出場。初出場組5組と決勝経験者5組の戦いとなったが、ファイナルステージ進出者は3組とも決勝経験者となった。審査員は、上沼恵美子、ダウンタウンの松本人志、中川家の礼二、サンドウィッチマンの富澤たけし、立川志らく、ナイツの塙宣之、オール阪神・巨人のオール巨人の7人で、18年から4年連続で同じメンバーが務めている。

オズワルドは665点で1位通過。昨年大会でオール巨人と松本の意見が真っ二つに割れたことから、ネタ終了後畠中悠は「早く巨人師匠と松本さんの声を聞きたい」、伊藤俊介は「この1年悩みました。本当にしんどかったです」と振り返った。今年は松本から「めちゃくちゃ面白かった。こんなに期待されているのに超えてきた」、巨人から「直すところないんちゃう? 松本くんの言うことも僕の言うことも両方聞いてくれて、聞く耳を持っている」とそろって絶賛を受け、伊藤は「昨年は2人がアメリカと中国に見えたけど、今日はトムとジェリーに見える」と安堵の表情を浮かべた。

2位は錦鯉とインディアンスが655点。錦鯉の漫才に礼二は「去年のパチンコのネタと比べると雲泥の差で良くなっている。でも頭をはたくのは半分くらいにしてもいいかも」と何度も頭を叩いてツッコむスタイルにアドバイス。上沼は「紙芝居と水飴、私は懐かしかったです」と“50代”をネタにした漫才への共感を明かし、松本は「めちゃくちゃ良かった。尻上がりにどんどん良くなる」と褒めた後、「緊張するとどんどんツッコミ強くなるよね、分かるよ」と自身の経験を振り返ってコメント。渡辺隆は、長谷川まさのりの頭を「ごめんね」と言いながら撫でた。

インディアンスの田渕章裕へは上沼が「田渕さん……私好きです。これぞ漫才じゃないんですか。もう大好き」とラブコールを送ると、田渕も「えみちゃん!」と応える。きむも「僕はきむって言います」と自己紹介したが「あぁ、そう」と冷たくあしらわれていた。礼二は「広い年齢層に支持されそうな感じするな、テンポもいいし」と評価し、塙は「6000組の中で一番上手いんじゃないですかね、漫才。稽古だけでこんなに上手くならないと思うんですよね。天才なんじゃないですかね」と絶賛した。

■M-1グランプリ2021 決勝戦ファーストステージ

  • オズワルド 665点
  • 錦鯉 655点
  • インディアンス 655点
  • ロングコートダディ 649点
  • もも 645点
  • ゆにばーす 638点
  • 真空ジェシカ 638点
  • モグライダー 637点
  • ハライチ 636点
  • ランジャタイ 628点