JR東日本は、2022年3月12日に実施するダイヤ改正で、特急「成田エクスプレス」の千葉駅停車を拡大すると発表した。日中時間帯を中心に毎時1本程度、千葉駅に停車し、新宿・横浜方面のアクセス向上を図る。一部列車で運転区間・本数の見直しも行う。

  • 特急「成田エクスプレス」。来年3月のダイヤ改正で千葉駅に停車する列車が大幅に増える

ダイヤ改正後の特急「成田エクスプレス」は、東京~成田空港間で下り27本・上り27本を設定。このうち千葉駅に停車する列車は下り16本・上り13本となる。現在、千葉駅に停車する「成田エクスプレス」は下り4本・上り3本で、下りは夕方以降、上りは朝の時間帯のみの停車だが、ダイヤ改正で停車回数が大幅に増え、日中時間帯も1時間おきに千葉駅に停車するようになる。

その他、朝の通勤時間帯に運転される上り「成田エクスプレス2・4号」で時刻を変更。「成田エクスプレス2号」は現行の成田空港駅7時43分発・東京駅9時3分着から成田空港駅7時37分発・東京駅8時52分着(終着駅は大船駅・新宿駅)、「成田エクスプレス4号」は現行の成田空港駅8時13分発・東京駅9時27分着から成田空港駅8時13分発・東京駅9時20分着(終着駅は新宿駅)とし、成田空港駅から東京駅までの所要時間を5~7分程度短縮する。

一方で、利用状況に合わせた一部区間の運転取りやめ等も実施。現在、大宮駅発着の「成田エクスプレス」が上下各2本、池袋駅発着の「成田エクスプレス」が下り7本・上り12本設定されているが、ダイヤ改正後は新宿~池袋・大宮間の運転を取りやめ、新宿駅発着で運転される。大船駅発着の「成田エクスプレス」も、上下各1本が東京~大船間で運転取りやめとなる。