AKB48ではセンターを務め、卒業後も個人でマルチに活躍を続けるタレント、篠田麻里子さん。

現在は女優やモデル、最近ではYouTubeにも力を入れ、ますます活動の場を広げている篠田さんですが、かつては自らの「肩書き」が定まらないことに悩んだ時期もあったようで……。そこで今回は、前編に続き、"好き"を仕事にすることの意義について篠田さんに話をうかがいました。

▼肩書きなんていらない。「やりたいことをやればいいんだ」

―― AKB48卒業後も、モデルやタレント、女優など、マルチに活躍されていますよね。

AKB48を卒業してからは、自分の肩書きにこだわった時代がありました。今の私って何だろう。アイドル? 女優? バラエティタレント? でも、バラエティ中心でやっているわけじゃないし……って。それでも自分の好きなことをやっているうちに、「肩書きなんて、何でもいいんだ」ってことに気付きました。

一途に靴を作り続ける靴職人を羨ましく感じることもあります。でも、好きなことをやっていれば、肩書きなんてなくてもいい。タレントでも、女優でも、俳優でも、なんでもいいんです。AKB48卒業後はしばらくフラフラしている感覚だったけど、今は「やりたいことをやればいいんだ」って、楽に考えられるようになりました。

―― 今は副業が当たり前になったり、マルチに働ける時代に変わってきていますよね。

そうですよね。コロナ禍でフライトがなくなったキャビンアテンダントさんたちは、他業種に出向して働いたりもしていたそうじゃないですか。そういう取り組みもすごく面白いと思いました。

今は自分の好きなことがしやすい時代になりましたよね。そこで肩書きが利用できるならすればいいし、しなくてもいい。何かひとつの肩書きに決めなくていいんだなって思いますし、自分の可能性を広げられる時代になってきたと思っています。

―― マルチに仕事にして働くうえで、何か大切にしていることはありますか?

やはり人と人との仕事ですから、人間関係はとても大切にしています。AKB48時代はなかなかそう思えなかった時期もありましたが、今はとにかく人への思いやりを意識しています。当たり前ですけど、お互いに機械ではなく、人間同士ですから。特に卒業後は、人とのつながりが仕事に結びついていくことばかりですし、常に「人と仕事をしている」ということは忘れないようにしています。

▼感謝を忘れなければ、仕事は"好き"でいられる

―― では、なにか仕事を"好き"でいるために努力していることはありますか?

毎日感謝、毎回感謝、これに尽きると思います。そもそも仕事があること自体、当たり前のことではなく、ありがたいことなんですよね。私の母が専業主婦なので、よく「仕事あるって、幸せなことなんだよ」って言ってくれます。

だから、いつも感謝は忘れないようにしています。忙しくて大変なときもありますが、「働けるって、嬉しいことだよね」って思いますし、仕事があるということは、それだけ求められているということですよね。そう考えれば、自然と仕事を好きでいられると思います。

―― いくら好きな仕事でも、ストレスやイヤなことだってありませんか?

もちろんです。やっぱり辛かったのは誹謗中傷でしたし、特に最初の頃はすごく嫌でした。でも、逆に言えば、叩かれるということは、そのぶん注目してくれている、ということでもあります。

もしかしたら会社にもイヤな上司がいるかもしれません。でも、小言でも説教でも、何か言ってくれるというだけでも愛があるんじゃないかと思います。大人になったら、なかなか指摘してくれなかったりもしますからね。でも、ただ素直に受け入れるだけでなく、参考程度に受け止めておく、そのバランスも大事だと思います。もちろん、嫌な時もありますけどね(笑)。

▼家族の健康を願いながら、日々を大切に生きたい

―― 今後の目標のようなものがあれば教えてください。

目標と言えるような大それたものはありません。私は、穏やかに過ごせればいいです(笑)。コロナ禍になってから、「穏やかで健康に過ごせることは、こんなに幸せなことなんだ」ということが、今まで以上に実感できるようになりましたよね。

仕事があって、生活も不自由なく過ごせる。これって、当たり前のことではないと思うんですよ。去年は子どもも生まれましたし、家族の健康を願いながら、日々を大切に生きていきたいな、って思っています。

―― ツイッターで配信が始まった家族会議型バラエティ『竹山家のお茶の間で団らん』にもレギュラー出演されていますが、番組の見どころを教えてください。

『竹山家のお茶の間で団らん』は知らなかったことを知ることができる番組ですし、とてもアットホームな雰囲気になっているので、スマホで"ながら見"してもらえると嬉しいです。お得な情報やプレゼント企画もありますので、ぜひ楽しんで見てほしいですね!