東武鉄道は、東武スカイツリーライン・伊勢崎線・日光線などで2022年3月12日にダイヤ改正を実施すると発表した。特急列車時刻表も公開しており、伊勢崎線・日光線ともに特急車両500系「リバティ」を使用する列車が増加する。

  • 東武鉄道が来年3月に実施するダイヤ改正で、「リバティ」を使用する特急列車が増加する

浅草駅から伊勢崎線経由で運転される特急「りょうもう」「リバティりょうもう」は現在、下り28本・上り26本(下り1本は土休日のみ)を設定。このうち下り7本・上り5本が「リバティりょうもう」として運転されている。

ダイヤ改正後、伊勢崎線経由の特急列車は下り25本・上り25本に。「リバティ」を使用する「リバティりょうもう」が大幅に増え、下り13本・上り13本と半数以上を占めることになった。200型・250型を使用する「りょうもう」は下り12本・上り12本。6両編成の「りょうもう」に対し、「リバティりょうもう」は下り2本・上り2本のみ6両編成、他は3両編成での運転となる。

  • 特急車両100系「スペーシア」

浅草駅から日光・鬼怒川方面へ向かう特急列車(新栃木駅発着も含む)は現在、平日に下り22本・上り20本、土休日に下り27本・上り24本を設定。土休日に運転される特急列車のうち、下り15本・上り14本が「スペーシア」を使用する「けごん」「きぬ」、下り10本・上り9本が「リバティ」を使用する「リバティけごん」「リバティきぬ」「リバティ会津」となっている。

ダイヤ改正後、浅草駅から日光・鬼怒川方面へ向かう特急列車(新栃木駅発着も含む)は、平日に下り22本・上り21本、土休日に下り26本・上り25本を設定。土休日の特急列車に関して、「スペーシア」を使用する「けごん」「きぬ」が下り11本・上り10本に減る一方、「リバティ」を使用する「リバティけごん」「リバティきぬ」「リバティ会津」が下り15本・上り15本に増える。なお、350型の特急「きりふり」については、ダイヤ改正後の特急列車時刻表に記載がなかった。

その他、特急「スカイツリーライナー」の一部列車で時刻変更も実施。「スカイツリーライナー4号」を土休日のみの運転(ダイヤ改正後の時刻は春日部駅6時7分発・北千住駅6時31分着・浅草駅6時42分着)とし、新たに「スカイツリーライナー10号」(春日部駅8時4分発・北千住駅8時25分着・浅草駅8時39分着)を設定する。コロナ禍で混雑を避けた着席ニーズが高まったことを受け、朝ラッシュ時間帯に特急列車を運転し、「速くて快適な着席サービス」を提供するとのこと。