長寿社会で定年退職した後の老後は年々長くなり、老後資金を作るのが大変な時代になっている。60歳以降も働いている人、これからも働きたいと考えている人はどれくらいいるのだろうか? 60代のマイナビニュース会員364人に聞いてみた。

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Q.60歳以降も働いていますか?

「はい」(70.3%)
「いいえ」(29.7%)

回答「働いている」

「やりたい仕事があったから」(61歳/精密機器)
「社会との関わりを持ち続けていたい」(61歳/流通・チェーンストア)
「老後資金に不安があるから」(65歳/その他)
「ボケ防止のため」(64歳/その他)
「人生100年時代、60歳での引退は早すぎるし、また生活費を稼ぐ必要があるため」(61歳/その他電気・電子関連)
「暇つぶしのため。情けないかな、家に居てもすることがない、となると思うので」(63歳/輸送用機器(自動車含む))
「働ける限り働く、健康のため」(61歳/海運・鉄道・空輸・陸運)
「数年間だけ年金だけでは住宅ローン返済が不足のため」(61歳/不動産)
「不動産投資資金に充てるため」(61歳/サービス)
「老後も趣味などを楽しみたいための資金にする」(69歳/その他)

回答「働いていない」

「投資で稼げるようがんばる」(64歳/海運・鉄道・空輸・陸運)
「持ち家があるので何とかやっていける」(68歳/その他)
「年金で生活できるから」(67歳/その他)
「老後資金は確保しているので」(62歳/その他)
「老後はゆっくりと趣味を広げる」(69歳/その他)
「働く予定でいたが、会社の経営状態が悪化し希望退職を募られ退職金+αをもらえるとのことだったので、58歳で早期退職をした。そして60歳までは他の所に再就職をして非常勤職員として働いた。以降は一生食べていけるだけの貯蓄は蓄えたので働かずに好きなことをして暮らしている。」(63歳/その他)
「十分に働いたから、自分の時間を楽しむ」(66歳/その他)
「年金がでるまで退職金で暮らす」(63歳/その他)

■総評

調査の結果、60歳以降も働いている人は全体の70.3%、働いていない人は29.7%となった。 「働いている」と答えた人に理由を尋ねてみると、老後資金作り・住宅ローンの返済といった金銭的な問題にとどまらず、仕事のやりがいや社会とのつながり、健康維持などのメリットを挙げる人が多くいた。

一方「働いていない」と答えた人は、金銭面の不安がないことはもちろん、老後を仕事以外の時間に費やし人生を楽しみたいという声もあった。

調査時期: 2021年12月3日~8日
調査対象: 60代のマイナビニュース男女会員
調査数: 364
調査方法: インターネットログイン式アンケート