一昔前のイメージとは異なり、いまの60代はとても若い。未だ現役でバリバリ仕事をこなしたり、趣味やレジャーをに精力的に行ったり、友人との語らいを楽しんだりと、アクティブな毎日を送っている60代は多いことだろう。

さてそれでは、そんな60代のお小遣い事情はいったいどうなっているのだろうか。今回は、60代のマイナビニュース男女会員401人を対象にアンケート調査を実施。月のお小遣いの金額や、お小遣いの主な使い道などを聞いてみた。

  • 60代のお小遣いの月額はいくら?

Q.あなたの世帯年収は次のうちどれですか?

「100万円未満」(9.0%)
「100万円以上～200万円未満」(11.5%)
「200万円以上～300万円未満」(12.0%)
「300万円以上～400万円未満」(13.2%)
「400万円以上～500万円未満」(10.7%)
「500万円以上～600万円未満」(10.0%)
「600万円以上～700万円未満」(8.2%)
「700万円以上～800万円未満」(6.5%)
「800万円以上～900万円未満」(5.5%)
「900万円以上～1,000万円未満」(4.0%)
「1,000万円以上」(9.5%)

Q.あなたの月のお小遣い額(生活費などを除く自分で自由に使えるお金)はいくらですか?

「お小遣いはない」(13.0%)
「1,000円未満」(1.5%)
「1,000円以上～5,000円未満」(5.2%)
「5,000円以上～1万円未満」(10.0%)
「1万円以上～2万円未満」(13.7%)
「2万円以上～3万円未満」(19.2%)
「3万円以上～4万円未満」(10.7%)
「4万円以上～5万円未満」(12.2%)
「5万円以上～6万円未満」(3.7%)
「6万円以上～7万円未満」(0.5%)
「7万円以上～8万円未満」(1.2%)
「8万円以上～9万円未満」(0.5%)
「9万円以上～10万円未満」(1.7%)
「10万円以上」(6.7%)

Q.お小遣いの主な使い道を教えてください(複数選択可)

1位「趣味・レジャー」(58.6%)
2位「交際費(ランチ・飲み会)」(36.4%)
3位「嗜好品(たばこ・酒)」(33.2%)
4位「菓子・スイーツ」(25.9%)
5位「衣服・靴・バッグ・アクセサリー」(25.7%)
6位「健康管理」(23.9%)
7位「その他」(21.4%)
8位「美容院・理容院」(18.7%)
9位「化粧品・スキンケア用品」(10.2%)

■総評

調査の結果、60代のマイナビニュース会員の世帯年収は、「300万円以上～400万円未満」が13.2%で最多となった。続いて、「200万円以上～300万円未満」(12.0%)、「100万円以上～200万円未満」(11.5%)、「400万円以上～500万円未満」(10.7%)、「500万円以上～600万円未満」(10.0%)が僅差で続いている。

同時期に実施した40代のマイナビニュース会員への世帯年収のアンケートでは、1位「400万円以上～500万円未満」(12.5%)、2位「500万円以上～600万円未満」(11.5%)、3位「300万円以上～400万円未満」(11.9%)の順番だったので、当然ではあるが年収では現役世代の方が多い傾向にある。

月のお小遣い額は、1位「2万円以上～3万円未満」(19.2%)、「1万円以上～2万円未満」(13.7%)、3位「お小遣いはない」(13.0%)、4位「4万円以上～5万円未満」(12.2%)、5位「3万円以上～4万円未満」(10.7%)、6位「5,000円以上～1万円未満」(10.0%)、7位「10万円以上」(6.7%)の順番となった。

ここでも40代と比較すると、40代の1位は「お小遣いはない」(20.2%)。以下、2位「2万円以上～3万円未満」(18.7%)、3位「1万円以上～2万円未満」(13.9%)、4位「5,000円以上～1万円未満」(10.1%)、5位「3万円以上～4万円未満」(6.5%)の順番で続く。6位「1,000円以上～5,000円未満」(6.3%)、7位「4万円以上～5万円未満」(6.2%)となり、子育てやローン返済が終了した世帯が多いと思われる60代の方が、お小遣い額に関してはやや余裕が見られる。

お小遣いの主な使い道を、複数選択可で聞いたところ、1位は6割近い支持を集めた「趣味・レジャー」(58.6%)に。以下、2位「交際費(ランチ・飲み会)」(36.4%)、3位「嗜好品(たばこ・酒)」(33.2%)、4位「菓子・スイーツ」(25.9%)、5位「衣服・靴・バッグ・アクセサリー」(25.7%)と、ここまでは40代と同じ順番だった。しかし、続く6位「健康管理」(23.9%)は40代では14.7%で8位となっており、60代では健康に関する意識がやや高いことがうかがえる。

アンケートの結果、60代のマイナビニュース会員の月のお小遣い額は、40代と比べてやや多い傾向にあることがわかった。世帯によって経済状況はまちまちで、お小遣い事情も様々なものがあるだろうが、今回の調査では、仕事や子育てがひと段落して趣味や仲間との交流を楽しむ60代の姿が垣間見える結果となっている。

調査時期: 2021年11月17日
調査対象: 60代のマイナビニュース男女会員
調査数: 401人
調査方法: インターネットログイン式アンケート

※写真と本文は関係ありません