母親と専門家をつなげるプラットフォーム企業、ベビーカレンダーは10月2日~28日の期間、同社サービスを利用した4,812人の母親およびプレ母親にアンケート調査を実施。「実際に使ってよかった」と思うマタニティ&ベビー用品26部門を、ランキング形式にした「ベビーカレンダーアワード2021」を12月6日に発表した。

  • ベビーカレンダーアワード2年連続1位に輝いた9アイテム

その中でも各カテゴリで2年連続1位を獲得したアイテムが9つある。

「ベビーチェア」部門ではコスパが高いとされるイケアの「アンティローブ」がTOPに。

「授乳用ブラジャー・インナー」カテゴリでは、昨年に引き続きユニクロが首位を獲得した。昨年1位の商品は「ワイヤレスブラ」だったが、今年はCMでもお馴染みの「ブラトップ」。さらに、ユニクロはベビー肌着でも1位に輝くなど、2冠を達成している。

「おしりふき」カテゴリではアカチャンホンポが1位に。「水分量が多くて拭き取りやすい」と母親からの支持率が絶大。豊富なラインナップとお手ごろ価格で、今年も栄冠を勝ち取った。

また、「哺乳瓶」部門ではロングセラー商品であるピジョンの「母乳実感 哺乳びん」が1位に。

そのほか、が「ベビーフード」・「ベビーソープ」・「鼻吸い器」カテゴリにおいては長年愛される定番商品が首位を獲得した。

  • コロナ禍だからこそ購入したアイテム、 または入会したサービスTOP5

加えて、コロナ禍前後で消費行動がどのように変化したのかを調査。2020年1月1日以降(新型コロナ流行後)に生まれた子どもがいる母親、1,188名を対象にコロナ禍だから購入したもの、入会したサービスについて独自アンケートを実施した。

結果は、1位「食品宅配サービス」、2位「動画配信サービス」、3位「ウォーターサーバー」、4位「テレビゲーム」、5位「オンラインレッスン(習い事など)」となった。

上位5位はいずれも、2年目となるコロナ禍自粛生活のストレスを軽減し、おうち時間を快適に過ごしたい、楽しみたいという母親たちの思いが読み取れる結果に。

TOP5以外にも自粛生活を楽しむ工夫や、意外な購入品の数々も。例えば、「英語システム」や、「ホットプレート」、「花火や外ご飯ができるウッドデッキ」、「近くの水族館の年間パスポート」といった教材や、家にいる時間を楽しく過ごせるグッズのほか、密にならずに通えるレジャー施設の年間パスポートなどが挙がっていた。

そのほか、「在宅勤務がメインになったことで、もう1人の家族として保護犬を迎えた」という声も。感染予防のために立ち会い出産や面会が制限されたことで、画面越しに出産の喜びを共有したいと「画質重視のスマートフォン」、「撮影用三脚」を購入した母親もいた。

さらには、200万や600万といった高額で「公共交通機関での帰省が不安なので自動車を買った」という意見があったほか、アンケートのなかでもひと際高額な買い物をした人は「子どもの足音や生活音に気遣うから、一戸建てを購入した」という人も。購入金額はなんと4000万円だという。

ただ、その一方で、マザーズバッグなどのおでかけ用品にかける金額がコロナ禍前は1人当たり平均10,814円であったのに対して、コロナ禍では平均7,509円と、3,305円減少していた。

今年も引き続き自粛生活が中心の1年だったが、コロナ禍で人の価値観やお金をかけるポイントなどが大きく変わったと考察している。