マリオット・インターナショナルの旅行プログラム「Marriott Bonvoy(マリオット ボンヴォイ)」と楽天グループの旅行予約サービス「楽天トラベル」がこのほど、戦略的なパートナーシップを開始した。その内容を紹介しよう。
このパートナーシップによって、対象となる楽天会員(ダイヤモンド、プラチナ、ゴールド、シルバーの4つのランクの会員)は、既存の楽天会員情報をもとに楽天トラベル上で簡単にマリオット ボンヴォイへ会員登録することができるようになった。
旅行プログラム「マリオット ボンヴォイ」とは?
マリオット・インターナショナルは、「ザ・リッツ・カールトン」「シェラトンホテル」「ウェスティンホテル & リゾート」など世界各国に30ホテルブランドを展開する世界最大のホテルチェーン。
日本では、18ブランドで73のホテルとリゾートを21都道府県で展開。2022年には、「東京エディション銀座」「コートヤード・バイ・マリオット名古屋」「ウェスティン横浜」、「Trip Base 道の駅プロジェクト フェアフィールド・バイ・マリオット」奈良天理・北海道えにわ・北海道長沼マオイの丘公園・北海道南富良野・岡山蒜山・兵庫神鍋の合計9軒が開業予定。2023年までに100のホテルを運営予定という。
マリオット ボンヴォイはその中の参加ホテルで利用できる旅行プログラムで、会員数は1.41億人(2020年10月)。133の国と地域で展開する7,600軒のホテルでの特典を楽しむことができる。
会員は年間の宿泊数に応じて、「会員」(0〜9泊)、「シルバーエリート」(10〜24泊)、「ゴールドエリート」(25泊〜49泊)、「プラチナエリート」(50泊〜74泊)、「チタンエリート」(75泊以上)、「アンバサダーエリート」(100泊以上および対象利用金額2万ドル)となる。ランクごとで客室内インターネットアクセスや会員料金をはじめ、レイトチェックアウトやウェルカムギフト、客室のアップグレード、ラウンジアクセスなどさまざまな特典が用意されている。
また、会員は宿泊によってポイントを獲得、そのポイントはホテルでの滞在や航空会社のマイル、VIP体験などに交換することができる。
宿泊料金割引など新規入会キャンペーンも
新規入会キャンペーンとして、2022年2月28日までに楽天会員が楽天トラベル上で日本国内のマリオット ボンヴォイ参加ホテルに初めて宿泊予約すると最大35%の割引、マリオット ボンヴォイ参加レストランおよびバーにて20%の割引、空室状況に応じて14時のレイトチェックアウト、ならびにホテルでのウェルカムギフトなどの特典が受けられる。
また、楽天会員限定で、2022年2月28日までに日本国内のマリオット ボンヴォイ参加ホテルでの宿泊が120名に当たるチャンス付きのプレゼント企画を実施する。
さらに、2022年6月30日までに、「楽天トラベル」上からマリオット ボンヴォイに新規会員登録し、90日以内にMarriott Bonvoy 参加ホテル(ホームズ&ヴィラズ・バイ・マリオット・インターナショナルおよびマリオット・エグゼクティブ・アパートメント等一部宿泊施設を除く)で対象料金で合計8泊した楽天会員は、1年間ゴールドエリート会員にアップグレードされる。
記者発表会でマリオット・インターナショナル 日本・グアム担当エリアヴァイスプレジデントのカール・ハドソン氏は、「日本人の多くが楽天会員であり、楽天は私たちにとってパーフェクトでベストなパートナー。このコラボレーションは旅行業界の回復を促進するのに役立つと考えている」、楽天グループ 執行役員 コマースカンパニー ヴァイスプレジデント トラベル&モビリティ事業 事業長の髙野芳行氏は「高いランクの楽天会員さまにより多くの価値を提供できるように日々努力している。今回のパートナーシップはその一環」と話した。