――今、お話を伺っていても柔らかい印象で、モーニング娘。時代の印象とは違うなと感じました。

仲いい人にはずっと変わらずこのままなんですけど、デビューした頃はキャラクターの位置づけ的なものもあったと思います。みんなから好かれそうな笑顔ニコニコのアイドルとか、人それぞれあって、私は大人っぽいキャラクターであまり笑わなくていい感じでした。

――確かにクールな印象がありました。

私自身、自分が楽しいと思った時だけ笑う人で、そのままの感じで表に出ていました。私的には普通でしたけど、アイドルなのに自分が楽しいと思った時しか笑わないのっておかしいじゃないですか(笑)。アイドルはカメラ向いたり目線が合えば笑うイメージなのに、そうしなかったからクールなイメージに。それをネタにされて、『ハロー!モーニング。』という番組で“笑わん姫”をやらされていました(笑)

――今、モー娘。時代を振り返ってどう思いますか?

もうちょっと愛想あってもいいよねって。「アイドルでしょ、あなた!」って思います(笑)

――ソロで活動されるようになってから、笑顔を振りまくステージになっていったのでしょうか。

楽しければ笑うというスタイルはあまり変わらないと思いますが、今はお客さんがいると自然と楽しくなるので笑顔は増えたと思います。

――ファンの方との絆がしっかりできて、自然と楽しくなって笑顔になるということですね?

そうですね! いじりたくなっちゃって。だからニヤニヤしてます(笑)

――最後に今後の活動も楽しみにしているファンにメッセージをお願いします。

2021年はいろんなことに挑戦できた年で、一つ一つ楽しんでこられたと思っています。2022年はさらに、努力したら何かにつながるんじゃないかと思えることを楽しんでやれたらいいなと思っていて、それをファンの方々と共有する時間も作りたいと思っているので、変わらず応援していただけるとうれしいです。

■後藤真希
1985年9月23日生まれ、東京都出身。1999年にモーニング娘。3期メンバーとしてデビュー。2001年に「愛のバカやろう」でソロデビュー。2002年9月にモーニング娘。を卒業し、2007年10月にハロー! プロジェクトを卒業。2008年にエイベックスに移籍。2020年にYouTubeチャンネルを開設し、ゲーム実況や歌ってみた動画、ライフスタイルなどを発信している。2021年11月29日に約10年ぶりとなる写真集『ramus』(講談社)を発売。また、約10年ぶりとなる有観客ライブ「後藤真希 Billboard Live ~Reply~」を11月28日に大阪、12月5日に横浜で開催。横浜公演はdTVにて独占生配信され、見逃し配信も実施される(見逃し配信は12月7日12時から12月13日23時59分まで、チケット販売は12月13日20時まで)。