映画『あなたの番です 劇場版』(12月10日公開)の完成報告会が22日に都内で行われ、原田知世、田中圭、西野七瀬、横浜流星、浅香航大、奈緒、坪倉由幸(我が家)、袴田吉彦、片桐仁、野間口徹、皆川猿時、木村多江、佐久間紀佳監督が登場した。

  • 左から佐久間紀佳監督、野間口徹、皆川猿時、浅香航大、木村多江、西野七瀬、原田知世、田中圭、横浜流星、奈緒、袴田吉彦、片桐仁、坪倉由幸

    左から佐久間紀佳監督、野間口徹、皆川猿時、浅香航大、木村多江、西野七瀬、原田知世、田中圭、横浜流星、奈緒、袴田吉彦、片桐仁、坪倉由幸

同作は2019年4月~9月に日本テレビ系列で放送された同名ドラマの映画化作。“年の差新婚夫婦”手塚菜奈(原田知世)と翔太(田中圭)が、東京都内のマンションに引っ越し、幸せいっぱいの新婚生活を始めるはずが一転、住民たちの“殺人ゲーム”に巻き込まれていく……というストーリー。主人公・菜奈が殺されてしまうなど衝撃展開の連続が話題を呼んだ。

ネタバレを気にしながらの会見となったが、皆川が「犯人バラしましょうか!?」と言い出すなど、自由な雰囲気も。しかし、原田が映画版の手塚夫婦について「ドラマ版からは離れてる感じも出てきましたが、どうでしょうか」と田中に問いかけると、田中は「……映画の中でってことですか?」と聞き返す。原田が「すれ違ったり……」と続けると、田中はさらに「そんなことないですよ!!」と否定する。

自分の発言がネタバレになってしまったかと、田中の方を向いて「あれ!?」と慌てる原田に、田中は「2人が正式に結婚して、幸せいっぱいで結婚パーティーしようと皆さんをご招待したわけでございます。距離は離れてません! 何のことですか? マリッジブルーみたいなことじゃないですかね? 僕も今初めて聞きましたけど、マリッジブルーみたいなことです」と饒舌にごまかし、原田は無言で頷いていた。

田中は改めて「僕は、ドラマでは菜奈ちゃんが失われた世界を生きていたので、今回は一緒に歩む世界線ですごく嬉しかったです。知世さんと久しぶりに生きるのに最初は緊張したんですけど、いざ撮影に入ってみるとすんなりとあの時の空気感が戻ってきて」と撮影を振り返り、原田も「すっと戻れましたね」と同意していた。

原田は最後に「十分期待いただける作品になっていると思います」と太鼓判を押し、「これから初めて劇場でご覧になる皆様にも、自信を持ってすすめることができます。クルーズ船に乗って、ちょっとミステリーツアーに参加するような、そういう気持ちで劇場に来て楽しんでいただけると思います」とメッセージ。一言一言考えながら話す原田の様子を、後ろのキャスト陣は「かわいい」とニヤニヤしながら見守り、話し終わった原田が田中を叩くなど、仲の良い様子を見せていた。