シンガーソングライターのナオト・インティライミが、ディズニー・アニメーション最新作『ミラベルと魔法だらけの家』(11月26日公開)の日本版エンドソングアーティストに抜てきされたことが20日、発表された。

  • ナオト・インティライミが『ミラベルと魔法だらけの家』日本版エンドソングアーティストに

『モアナと伝説の海』以来4年ぶりの新作ディズニー・ミュージカル、さらにディズニー長編アニメーション60作品目という記念すべき本作は、“魔法”に溢れる世界に住む新ヒロイン・ミラベルの活躍を描くミュージカル・ファンタジー。

日本版エンドソングアーティストとして大抜てきとなったナオト・インティライミは、オファーを受けたときの心境を「本当に僕ですか?と。それくらい耳を疑いました」と告白。「世界中の人々に愛されているディズニーの作品に音楽で参加させて頂けることをものすごく光栄に思いましたし、夢がひとつ叶ったなって。いつか日本武道館でやりたいとか、紅白歌合戦に出たいとか、それと同じく『ディズニーの曲を歌いたい』というのは夢のひとつだったんです」と熱い思いを語った。

今回アーティストとして参加するだけではなく、楽曲の日本語詞も担当。Naoto名義で2019年に世界三大レーベルのひとつでもある「ユニバーサルミュージック ラテン」から世界デビューをするなど、ラテンシーンでも活躍しコロンビアとの関わりも深く、自身の音楽との出会いを映画化した『ナオト・インティライミ冒険記 旅歌ダイアリー』(2012)では、デビュー前の世界旅行以来にコロンビアを再訪。本作にも参加している現地のアーティストとも交流がある。コロンビアを舞台とした本作の日本版エンドソングアーティストに、まさになるべくしてその座を掴み取った。

彼が歌うのは、本作の日本版エンドソング「マリーポーサ ~羽ばたく未来へ~」。トニー賞、グラミー賞など数々の賞を受賞し、本作の楽曲制作を務めるリン=マニュエル・ミランダによる渾身の一曲だ。同楽曲は一人だけ魔法を持たないミラベルが、ある日突然迫った家族の危機を救うために立ち上がる中、家族を守りたい一心で奮闘するミラベル、そして観客の私たちの心にも明かりを灯してくれるような、切なくも胸に染みる珠玉のバラードとなっている。

この曲についてナオトは「ミラベルと家族たちの秘密が明かされる重要な場面で流れる劇中歌『2匹のオルギータス』をカバーしたものなんです」と物語の中でも重要なシーンで登場する楽曲のカバーであることを明かす。彼自身が尊敬するコロンビアの人気アーティストでオリジナル版を歌うセバスチャン・ヤトラやもう一つのエンドソングである「愛するコロンビア」を歌うカルロス・ビベスと肩を並べることに関しては、「本当に光栄なことですし、死ぬ気で今回の楽曲を作らせて頂きました」と並々ならぬ熱い想いを明かした。

さらにナオトは本編にも声優として参加し、吹替デビューも飾っている。彼のトレードマークのような帽子を被り、本人が顔の作りも近いと語るキャラクターなので、見逃さないように要チェックだ。なお、ナオト・インティライミが歌う「マリーポーサ~羽ばたく未来へ~」は近日公開予定。

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