oViceは11月18日、「忘年会に対する意識調査」の結果を発表した。調査は11月10日~11日、首都圏1都3県および関西圏2府1県在住の20代〜50代の会社員男女1,238名(うち、コロナ禍入社世代316名/男性 615名、女性 623名)を対象にインターネットで行われた。

  • 忘年会に参加したくない理由(20代)

    忘年会に参加したくない理由(20代)

忘年会に参加したい理由を尋ねたところ、30~50代では、約7割が「会社の人と親睦を深めたい」と回答。さらに、50代は「1年の頑張りを同僚と労いたい」という回答が20代の2倍以上に達し、飲み会を通じて同僚とコミュニケーションを取りたいと感じる人が多いことがうかがえた。

一方で、不参加を希望する20代の理由として最も多かったのは、「上司や部下に気を遣うから」で54.9%。次いで「帰宅が遅くなる」(50.1%)、「お金を払いたくない」(48.8%)、「業務時間外まで関わりたくない」(44.8%)と続いたほか、「飲み会マナーが面倒」(39.5%)と回答した割合が50代と比べて24.7ポイントも高いことが明らかに。また、「お金を払ってまで気を遣いたくない」「お酌したり料理を取り分けたりするのが面倒」という回答も寄せられ、上司と部下の間に、忘年会に対するモチベーションにギャップがあることがうかがえた。

さらに、20代に対し「参加してみたい忘年会は?」と聞いたところ、「細かいマナーに気を遣わなくていい忘年会」(47.0%)が最も多く、次いで「料理やお酒が美味しい忘年会」(38.6%)、「無料で参加できる忘年会」(37.8%)、「一次会でサクッと終われる忘年会」(33.9%)と続いた。

  • 上司や部下と仕事以外の話ができる関係が好ましいと思うか

    上司や部下と仕事以外の話ができる関係が好ましいと思うか

次に、「上司や部下と仕事以外の話ができる関係が好ましいと思うか」と質問したところ、58.6%が「好ましい」「どちらかというと好ましい」と回答。

また、忘年会のイメージについて聞くと、「同僚同士で仲良くなれる」(45.4%)、「上司との親睦を深められる」(35.5%)、「部下との親睦を深められる」(28.1%)が上位に。さらに、「プライベートを知りたい」という20代は50代の約2倍に及ぶなど、忘年会は同僚の人となりを感じる場として重宝されていることが読み取れた。

  • 会社の忘年会について参加意向(コロナ禍新卒入社)

    会社の忘年会について参加意向(コロナ禍新卒入社)

次に、コロナ禍の2020年または2021年に新卒入社した世代316名に対し、入社後不便に思うことについて質問したところ、「社内での人との繋がりを広げにくい」(59.1%)が最も多く、次いで「同僚との人間関係が深めにくい」(54.4%)、「自分の成長を実感しにくい」(43.5%)、そして「自分の仕事内容や忙しさについて周囲の人に理解してもらいにくい」(43.0%)という結果に。

また、まだ参加したことがない会社の忘年会について参加意向を聞いたところ、57.6%が「参加してみたい」と回答。全年代の52.8%と比較して4.8ポイント高く、人との繋がりという観点から、忘年会に対して興味を持っていることがわかった。