アグリコネクトが運営する農業・ガーデニング・園芸・家庭菜園マガジン『AGRI PICK』は11月17日、「ふるさと納税」に関するアンケート調査の結果を発表した。同調査は9月29日~10月6日、ふるさと納税の経験者207名を対象に、インターネットで実施した。

  • ふるさと納税する理由

ふるさと納税をする理由について尋ねたところ、最も多い回答は「返礼品が魅力的だから」(51.7%)だった。次いで多かったのは「節税をしたいから」(41.5%)で、「応援したい市区町村があるから」や「地元に貢献したいから」などの地域応援目的でふるさと納税をするという人は、わずか6.7%だった。

満足した返礼品について聞くと、1位は「食品(肉系)」、2位は「食品(魚介)」、3位は「食品(果物系)」、4位は「その他の食品」だった。

  • 満足度が高かった返礼品のジャンル

具体的に満足した理由について尋ねると、肉系では「佐賀県嬉野市の佐賀牛A5しゃぶしゃぶすき焼き用400g。家族とも食べられて美味しかったから」(30代)、「熊本県玉東町の馬刺し。普段買えないものだから」(30代)などのコメントが寄せられた。

その他、「福井県美浜町のカニ。普段は自分では買わないようなカニを節税を兼ねて購入できたから」(20代)、「青森県むつ市の下北ワイン。味も香りもよくとても美味しかった」(30代)など、その土地ならではのものや、普段買えないものに満足している人が多いことがわかった。

不満だった返礼品について尋ねたところ、最も多い回答は「ない」(30.9%)で、多くが満足していることがわかった。次いで多かった回答は、「食品(肉系)」(15.0%)、「食品(魚介)」(12.6%)となっている。

不満だった返礼品と理由について聞くと、「黒毛和牛切り落とし。肉類は切り落とし系が多く、当たり外れがある」(40代)、「いくら醬油漬け。写真から受けた印象よりもいくらが小さかった」(30代)、「おせち料理。全体的なボリュームは写真よりも劣り、味もイマイチでした」(30代)など、イメージの違いや期待を下回ったことを挙げる声が目立った。

  • 不満だった返礼品のジャンル

ふるさと納税を今後どのように続けるか尋ねたところ、「返礼品の満足度が高かった市区町村に継続して寄付したい」や「色々な市区町村に寄付して違った返礼品をもらいたい」といった返礼品目的の回答が62.9%を占めた。「節税目的で続けたい」は27.1%。「自分とゆかりのある市区町村に寄付していきたい」「応援したい市区町村に寄付していきたい」など地域応援目的での回答は10.1%だった。

  • ふるさと納税を今後どのように続けていきたいか