俳優の笠原秀幸が、東海テレビ・フジテレビ系ドラマ『顔だけ先生』(毎週土曜23:40~)の撮影現場の様子などを語った。

今年9月に結婚した数学教師・藤嶋啓介役の笠原。神尾楓珠、貫地谷しほりら共演者たちから祝福されるも、「なんて呼ばれているの?」「家ではどんななの?」と、時間があれば質問攻めに。第6話で生徒と恋におちる国語教師を演じた野呂佳代は、妻・北原里英(元・AKB48)の先輩。現場では、笠原が野呂に「お世話になっています!」と挨拶する一幕もあった。

  • 笠原秀幸=東海テレビ提供

――藤嶋啓介役について。

変わった先生が多い中、神経質な所もありながら自分は結構マトモだと思っている人ですが、少しズレているな…というのは感じます。
ただ、生徒への思いや仕事に対する熱意はある印象は持っています。

――現場の雰囲気は?

すごい熱量ですよ、特にこの職員室は(笑)。貫地谷しほりさん、八嶋智人さんという2人のパワフルな元気さと、和田聰宏さんも個性的ですし、阿部華也子さんも初めてのお芝居とは思えないぐらい元気で堂々としていて!三浦涼介くんも難しい役ですが、バランスがとてもいい役者さんだと思っています。大人チームの先生がうるさいですが、神尾楓珠くんもいつも楽しそうにしてくれていますし、遠藤先生としてナチュラルでフワッといてくれるからとても好きです。
テストから色々なチャレンジを皆さんがされて、少しでも職員室の芝居を面白くしようという熱があるので、僕もいろんなものを用意して試しています。するとちゃんと皆さん反応してくれますし、ディスカッションもできるので、お芝居を作る場として、あの職員室はとても楽しいですね。

――ご結婚おめでとうございます。キャストの皆さんからも祝福と質問攻めでしたね。

「家ではどうなんだ?」とか、「なんて呼んでるんだ?」とか、ワイドショーばりでしたね(笑)!
でもこれには僕に問題があって、結婚発表の日も近づいてきた中で、皆さんにお伝えした方がいいのかなと思いながらも、仕事の現場で言うのも…と、いろいろと考えすぎた結果、皆さんに言えないまま過ぎてしまったんです。しかも、結婚発表の日の2時間ぐらい前に、偶然違うスタジオで八嶋さんと居合わせてたくさんお話しまして、その後わりとすぐに発表だったので、八嶋さんもかなり驚かれていたそうです(苦笑)

――生活に変化は?

発表したことによって隠していることがなくなったので、そういう意味ではひとつ変わったのと、あとは俳優として真面目な話、覚悟が変わった。もっともっとちゃんとしなくてはいけないという覚悟が深まっている。真剣にやることは今までと変わらないですが、眠くても疲れていても、前より頑張れているという実感はあります。

――撮影後には“奥様の手料理”が待っている?

妻は料理が好きなので、いろいろと作ってくれます。野菜炒めやハンバーグも作ってくれますし、昨日もおやつにポテトフライとかちょっとしたものも。ただ、同業者なので仕事に無理がないようにとは思っています。
実は和田さんがとても料理が得意な方で、ご家族の食事も作られていらっしゃるほど!
僕も料理を始めたいと思って、結婚以前からいろいろ質問していたところ、先日、和田さんから素敵な鉄のフライパンをいただきまして、妻と一緒にこのフライパンで料理を作るようになりました。先日は野菜炒めを作って和田さんに動画を送ったりして…。
“藤嶋先生”も結婚しているので、これでよりリアルに役作りができるのではと思います(笑)。

――視聴者の皆様にメッセージを。

今が反映されている、令和の新しい学園ドラマだと思います。問題の解決方法がどんどん斜め上に行って、先生も生徒たちも混乱し、遠藤先生がさらに混乱させるんです。「それ、解決になってないじゃないか?」という遠藤先生のコメディ要素もありながら、内容はシリアスに、急に深くなったりするので、ジェットコースターのような展開を楽しんで頂けたらと思っています。僕も毎回台本を読みながら、「こっちに行くの?」と楽しみながらやっています。