多くの皆さんが、一度は子供の頃に「言うことを聞かないとオバケが来るよ」という“脅し文句”を親に使われた経験があるかもしれません。大人になってみれば他愛もないフィクションでも、子供にとってのオバケはとーーっても怖い存在なんですよね。

育児の様子などをツイートしている、うみうしさん(@u_mi__u_shi)の投稿がツイッターで話題になっていました。

オバケ誕生の理由……?

夜になっても大騒ぎする息子たちに「そんなに大きな声を出してるとオバケが来るかもよ!」って怖がらせることがあったんだけど、今日長男6歳がはっとした顔で「もしかして…世界の子どもを静かにさせるためにオバケは誕生したんじゃない…?」って言ってて完全に図星だった(@u_mi__u_shiより引用)

親がやたらと多用するオバケの概念に、ついに気づいてしまったか……(@u_mi__u_shiより引用)

とっても鋭いながらも可愛らしい指摘に、ツイッターでは「真実に到達したようだね」「子供って、するどい時があるんだよねぇ」「やっぱり子供がいちばん偉大!」とお子さんの発想を面白がる声や、漫画『鋼の錬金術師』の有名なワンシーンを引用する人などもいて大盛りあがりでした。

ちなみにうみうしさん、今回の出来事について、

うちの長男のかわいいところは、「ママが静かにして欲しくて嘘ついてるんでしょ!?」とはならず、「オバケはいるというママの発言はしっかり受け止めたうえで、なぜオバケが生まれたのか」を真剣に考えているところです。かわいい。いつまでだろうこれ。(@u_mi__u_shiより引用)

と感想をツイートされていました。そうなんですよね、出来事を素直に受け止め、その内容を自分なりに深く分析しようとする姿勢。素敵すぎて、感心するやら可愛らしいやらで、筆者もグッときてしまいました……。

ツイ主さんに聞いてみた

――オバケが生まれた理由に気づいた後も、長男さんは「オバケは怖いもの」と思われているのでしょうか?

うみうしさん:たぶん、怖いから、その怖さを彼なりに合理化しようとして出てきた発言なんだと思います。なにもかも謎の存在を理由づけして納得しようという心理的な防衛というか。なのでしっかりがっつり怖がってます(笑)

――長男さんの疑問に対して、うみうしさんの返答は?

うみうしさん:「あーなるほどね! たしかにそういう考えもあるかもねー!」と肯定も否定もしない反応だったと思います。普段からナナメ上のことを思いつくので、できるだけ否定しないようにしてます。そのほうが色んなことを思いついてくれておもしろいので……。


サンタさんの件も同じく、世の中の“真相”に気付いていくことが、少しずつ「大人になっていく」ということなのかもしれません。皆さんはどう思いましたか?