――他方、COWCOWさんは国内で“劇場番長”と言われ、劇場で人気です。今年も11月13日の福岡公演を皮切りに、単独ライブツアー「COWCOW 28th LIVE」が始まります。

多田:毎年、その年に作った新ネタを披露します。今年も新ネタを中心に10本くらいやる予定です。もう、この単独ライブツアーのために1年やっていると言っても過言ではないですね。

――お二人にとって、この単独ライブツアーはとても重要な位置づけであると。

善し:そうですね。2008年からずっとやり続けているんですけど、やるのが普通になりすぎている。毎年やっているのでまさに“日常”、“当たり前”という感覚です。

多田:コロナ前は、お正月休みをとらせてもらっていました。年始1週間終わったら、そこから年末に向けてネタ作りが始まる。1年通してやっているので、余計に日常感が強いです。

――今年の特徴は?

善し:コロナ禍になって、できなくなったことも多少あります。例えばオープニングは客席から入るのが恒例でしたが、それもできなくなりました。そういう点を踏まえて、オープニングは新しい試みをするつもりです。

多田:あたりまえ体操を知っている方でも、知らない方でも楽しめるよういろいろネタを用意しています。

■COWCOW
多田健二、善しからなる大阪出身のお笑いコンビ。1993年結成。2011年に発表した「あたりまえ体操」で一気にブレイク。それぞれ『R-1グランプリ』の決勝に進出(多田は2012チャンピオン)、2015年にはMBS『歌ネタ王決定戦』で優勝した。現在TikTokでフォロワー数が120万人を超えるなど、SNSでも活躍中。
■単独ライブツアー「COWCOW 28th LIVE」
11月13日に福岡公演(よしもと福岡 大和証券/CONNECT 劇場)、11月26日に東京公演(ルミネtheよしもと)、12月17日に大阪公演(なんばグランド花月)を開催。