日本労働組合総連合会(連合)は11月9日、2021年春闘における年末一時金の第1回回答集計結果(2021年11月4日集計)を発表した。それによると、組合員1人あたりの冬のボーナス(加重平均)は67万4,221円となり、前年同時期実績(64万2,609円)と比べて3万1,615円増加した。

業種別、トップは「製造業」

  • 【額集計】業種別(出典:日本労働組合総連合会Webサイト)

月数では、前年同時期(2.26月)比0.05月増の2.31月となり、こちらも増加した。

業種別のボーナス額をみると、「製造業」が最も多く70万6,797円(前年実績67万5,773円)。次いで「交通運輸」が66万2,624円(同65万3,047円)、「その他」が55万9,560円(同61万7,332円)、「商業流通」が52万9,316円(同50万6,349円)となった。

構成組織別では、JEC連合が87万4,549円(同88万7,090円)でトップ。以下、セラミックス連合が85万8,324円(同80万9,313円)、自動車総連が76万3,073円(同59万8,400円)、JAMが69万8,406円(同なし)、運輸労連が67万3,038円(同65万3,047円)と続いた。

連合は併せて企業内最低賃金協定の最終回答集計結果(単純平均)を発表。闘争前に協約があり、基幹的労働者の定義を定めている場合では月額16万3,906円/時間額1,013円。闘争前に協約があり、基幹的労働者の定義を定めていない場合では月額16万4,459円/時間額944円となった。