ミュージカル映画はAmazonプライムやNetflix、Huluなどでも人気のジャンルとなっています。
美しい歌と華麗なダンスで観客を魅了するミュージカル作品を、代表曲とともに有名作から最新作までランキングで紹介します。
ミュージカル初心者から映画通まで楽しめる新旧の名作映画がそろっているので、ぜひ視聴時の参考にしてみてください。
ミュージカル映画人気おすすめランキング
マイナビニュース会員に「おすすめのミュージカル映画」について聞いてみたところ、ランキングはこのような結果になりました。
1位『天使にラブ・ソングを…』(1992年公開/9.6%)
2位『美女と野獣』(2017年公開/9.2%)
3位『サウンド・オブ・ミュージック』(1965年公開/8.6%)
4位『ボヘミアン・ラプソディ』(2018年公開/5.4%)
4位『レ・ミゼラブル』(2012年公開/5.4%)
4位『アラジン』(2019年公開/5.4%)
7位『キャッツ』(2019年公開/5.1%)
7位『オペラ座の怪人』(2005年公開/5.1%)
9位『ウエスト・サイド物語』(1961年公開/4.8%)
10位『チャーリーとチョコレート工場』(2005年公開/4.1%)
11位『ブルース・ブラザース』(1980年公開/3.5%)
12位『ANNIE/アニー』(2014年公開/3.2%)
13位『グリース』(1978年公開/2.9%)
13位『マイ・フェア・レディ』(1964年公開/2.9%)
15位『マンマ・ミーア!』(2008年公開/2.5%)
15位『ラ・ラ・ランド』(2016年公開/2.5%)
17位『ダンサー・イン・ザ・ダーク』(2000年公開/2.2%)
18位『SING/シング』(2016年公開/1.9%)
19位『ヘアスプレー』(2007年公開/1.6%)
19位『嫌われ松子の一生』(2006年公開/1.6%)
21位『ドリームガールズ』(2006年公開/1.3%)
21位『雨に唄えば』(1952年公開/1.3%)
23位『シェルブールの雨傘』(1964年公開/1.0%)
23位『グレイテスト・ショーマン』(2017年公開/1.0%)
23位『メリー・ポピンズ』(1964年公開/1.0%)
26位『シカゴ』(2002年公開/0.6%)
26位『ナイトメアー・ビフォア・クリスマス』(1993年公開/0.6%)
28位『ハイスクール・ミュージカル/ザ・ムービー』(2008年公開/0.3%)
28位『ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ』(2001年公開/0.3%)
28位『バンド・ワゴン』(1953年公開/0.3%)
28位『バーレスク』(2010年公開/0.3%)
1位『天使にラブ・ソングを…』【名作】【1990年代】
殺人を目撃したクラブ歌手が、修道女になりすまして修道院にかくまわれることに。やがて聖歌隊に参加して、古風な聖歌隊をゴスペル風に改造していく……。修道院から聞こえるシスターたちのソウルあふれるゴスペルに圧倒されるミュージカル・コメディ。『I Will Follow Him』『Oh Maria』など、独自のアレンジが施されたミサ曲は聞きごたえたっぷり。
出演/ウーピー・ゴールドバーグ、マギー・スミス、ハーベイ・カイテル、キャシー・ナジミー
監督/エミール・アルドリーノ
公開年/1992年
ユーザーコメント
・「何度見てもおもしろい。心に残る作品」(48歳女性)
・「見た後に何ともいえない心の清々しさがある。」(43歳男性)
・「とにかく見てほしい。最高に楽しいです」(36歳男性)
・「厳格な人間とそれとは真逆の人間の融和が美しい」(63歳男性)
・「ダントツで1位にくるくらい楽しくて感動もあり、完成度も高い」(64歳女性)
・「音楽がよく、ストーリーが感動的」(39歳男性)
・「ウーピー・ゴールドバーグのパワーに圧倒された」(42歳男性)
2位『美女と野獣』【ディズニー】【名作】【2000年代】
1991年に製作された人気のディズニーアニメの実写映画化。読書好きの女性・ベルは、凶暴な野獣と出会うが、野獣の正体は魔女の呪いによって姿を変えられてしまった王子だった……。外見にとらわれずに相手の本当の心を見ようとすることの大切さを描く。主題歌の『美女と野獣(Beauty and the Beast)』、ベルと野獣の関係が変化していくときに歌われる『愛の芽生え(Something There)』など、ラブソングが心に残る。
出演/エマ・ワトソン、ダン・スティーブンス、ケビン・クライン、ルーク・エバンス
監督/ビル・コンドン
公開年/2017年
ユーザーコメント
・「ディズニーファンにはぜひ見てほしい作品」(45歳女性)
・「単純なお姫さま的な女の子ではなく、アグレッシブな感じのヒロインが魅力的」(41歳女性)
・「子どもから老人まで楽しめる作品」(51歳男性)
3位『サウンド・オブ・ミュージック』【名作】【1960年代】
マリア・フォン・トラップの自伝をもとにしたブロードウェイ・ミュージカルを映画化した1965年の名作。7人の子どもたちがいるトラップ家に家庭教師にやってきたマリアと子どもたちの交流を、『ドレミのうた(Do-Re-Mi)』をはじめ、『エーデルワイス(Edelweiss)』『サウンド・オブ・ミュージック(The Sound of Music)』などの名曲とともに描いている。
出演/ジュリー・アンドリュース、クリストファー・プラマー、エリノア・パーカー、リチャード・ヘイドン
監督/ロバート・ワイズ
公開年/1965年
ユーザーコメント
・「傑作のひとつ。家族の大切さが非常によく表現されている」(41歳男性)
・「ミュージカル映画といえばこれが一番」(52歳男性)
・「映像がきれい。物語がおもしろい。歌が楽しい」(66歳男性)
・「元気がでて前向きになれる」(43歳男性)
・「自分が知っていたドレミの歌があれほどすばらしい歌声で歌われていたことに衝撃を受けた。子ども心にすごいと思った」(66歳男性)
4位『ボヘミアン・ラプソディ』【感動】【人間ドラマ】
伝説のロックバンド「クイーン」のフレディ・マーキュリー。ステージの上で華々しく輝く彼の、知られざる苦悩や孤独にフォーカスし、これまで語られてこなかった数々のエピソードが明かされている。ライブエイド会場でフレディが歌い上げるシーンは圧巻の一言。表題曲の『ボヘミアン・ラプソディ(Bohemian Rhapsody)』をはじめ『We Will Rock You』や『伝説のチャンピオン(We Are The Champions)』など人気曲が多数登場する。
出演/ラミ・マレック、ルーシー・ボーイントン、グウィリム・リー
監督/ブライアン・シンガー
公開年/2018年
ユーザーコメント
・「話題作だったので。DVDを買うほどハマりました」(61歳女性)
・「クイーンの自伝的な映画でおもしろかった」(60歳男性)
・「クイーンのルーツを知ることができるので」(47歳男性)
・「とにかく感動の一言です。食わず嫌いせず一度見ておくことをおすすめします」(29歳男性)
4位『レ・ミゼラブル』【名作】【2000年代】
世界各国でも上演されているブロードウェイミュージカルを映画化。フランス革命という動乱の時代に、パンを盗んだ罪で投獄された男が改心し、正しく生きようとする姿を中心に、厳しくもつらい日々を送る人々の強さと美しさを描く。アン・ハサウェイの歌う『夢やぶれて(I Dreamed a Dream)』、民衆が合唱する『民衆の歌(Do You Hear the People Sing?)』など、心に響く名曲が多数。
出演/ヒュー・ジャックマン、ラッセル・クロウ、アン・ハサウェイ、アマンダ・セイフライド
監督/トム・フーパー
公開年/2012年
ユーザーコメント
・「ミュージカル映画といえばやはりこれ」(51歳男性)
・「もはや説明不要の傑作であり、いろいろ学ぶことのできる名作」(37歳男性)
・「人生の教訓になると思うから」(38歳男性)
・「劇中で流れる音楽がよかった」(61歳男性)
4位『アラジン』【ディズニー】【2010年代】
1992年公開のディズニー・アニメーション映画『アラジン』を実写リメイクしたミュージカル・ファンタジー。純真な青年・アラジンは、自由を求める王女・ジャスミンと出会い恋をする。アラジンは、ランプの魔神・ジーニーの魔法でアリ王子となり、ジャスミンに近づくが……。ジーニーにふんしたウィル・スミスの歌声も話題に。前作から引き続いて使用されている『ホール・ニュー・ワールド(A Whole New World)』ほか、ジャスミン姫の心情が吐露される新曲『スピーチレス~心の声(Speechless)』など、楽曲の幅広さも前作よりバージョンアップしている。
出演/ウィル・スミス、メナ・マスード、ナオミ・スコット、マーワン・ケンザリ
監督/ガイ・リッチー
公開年/2019年
ユーザーコメント
・「とにかく楽曲と歌がすばらしいから」(36歳男性)
・「特にジャスミン役の人の歌がうまくて印象的だった」(34歳女性)
・「アニメ以上の出来栄えで感動したから」(57歳女性)
7位『キャッツ』【ファンタジー】
スティーブン・スピルバーグ製作総指揮のもと、『レ・ミゼラブル』『英国王のスピーチ』で知られるトム・フーバーがメガホンをとった、名作ミュージカルの映画化作品。作中では有名な楽曲『メモリー(Memory)』も歌われるなど、ファンにとっては胸が熱くなる一作。年に一度、満月の夜に開かれる猫だけの舞踏会に集まった街中の野良猫たち。たった一匹の選ばれし猫を決めるため、夜通しで猫たちは歌い、舞い踊る……。
出演/フランチェスカ・ヘイワード、ロビー・フェアチャイルド、ジェニファー・ハドソン
監督/トム・フーパー
公開年/2019年
ユーザーコメント
・「ストーリーがいいし、見ていて気持ちが高揚するから」(43歳男性)
・「化粧や出で立ちからして、いい意味で驚き・新鮮さを感じる。ミュージカルに興味を持つきかっけになった作品」(61歳男性)
・「躍動感があってよかった」(44歳男性)
7位『オペラ座の怪人』【名作】【2000年代】
アンドリュー・ロイド=ウェバーが手掛けたブロードウェイ・ミュージカルの名作をウェバー自身の製作で映画化。19世紀のパリ、オペラ座に住む謎の怪人ファントムが新人歌手クリスティーヌに抱いた悲しい愛を、圧巻の音楽と映像で描く。クリスティーヌの可憐さが際立つ『Angel of Music』、オペラ座の風景も印象的な『The Phantom of the Opera』など、人を魅了する名曲ばかり。
出演/ジェラルド・バトラー、エミー・ロッサム、パトリック・ウィルソン、ミランダ・リチャードソン
監督/ジョエル・シューマカー
公開年/2004年
ユーザーコメント
・「単なるミュージカルではなく、サスペンスの要素もあっておもしろいから」(49歳男性)
・「迫力といい、声の張りといい、演技力といい、見ていて気持ちいいから」(50歳女性)
9位『ウエスト・サイド物語』【名作】【1960年代】
『ロミオとジュリエット』を下敷きにしたブロードウェイ・ミュージカルの映画化作品。ニューヨークのウエスト・サイドを舞台に、対立する不良グループの抗争と、その争いに巻き込まれる若い2人の恋を描いた不朽の名作。2021年にはスティーヴン・スピルバーグによってリメイクされた『ウエスト・サイド・ストーリー』も公開された。マリアとトニーが夜のバルコニーで歌う『Tonight』、アニタが激しく歌い踊る『America』など、有名曲も多数。
出演/ナタリー・ウッド、リチャード・ベイマー、ラス・タンブリン、リタ・モレノ
監督/ロバート・ワイズ、ジェローム・ロビンス
公開年/1961年
ユーザーコメント
・「はかない恋の物語を楽しいミュージカルとして、再現しているところはすばらしいです」(53歳男性)
・「これぞミュージカルだと思った」(56歳男性)
10位『チャーリーとチョコレート工場』【ファンタジー】
ロアルド・ダールの児童文学をティム・バートン監督&ジョニーデップ主演で映画化。バートン作品にはかかせない作曲家ダニー・エルフマンが作り上げた、映画の世界観にぴったりの音楽が印象的な一作。心やさしい少年チャーリーは、幸運にもウィリー・ウォンカのチョコレート工場を見学できることになった。謎だらけの工場の中は、不思議な世界が広がっていた……。ウンパルンパの歌う『Loompa Land』など、思わず踊り出したくなってしまうはず。
出演/ジョニー・デップ、フレディ・ハイモア、ヘレナ・ボナム・カーター
監督/ティム・バートン
公開年/2005年
ユーザーコメント
・「ティム・バートンとジョニー・デップのコンビが好き」(53歳女性)
・「愉快なキャラクターと音楽が強烈に印象に残っている」(41歳男性)
・「ファンタジックなチョコレート工場がオシャレでかわいい」(57歳男性)
11位『ブルース・ブラザース』【コメディ】
黒いハットにサングラス、そして黒いスーツを身にまとった黒ずくめの男、ジェイクとエルウッド。兄弟のちぎりを交わした2人は、自分たちが育った孤児院が経営危機におちいっていることを知る。そこでかつてのバンドメンバーを呼び寄せ、コンサートを開いて資金を集めようと企てるが……。豪華ミュージシャンがゲスト出演したポップでクールな一作。『監獄ロック(Jailhouse Rock)』のほか、レイ・チャールズやアレサ・フランクリンといったミュージシャンの曲も満載。
出演/ジョン・ベルーシ、ダン・エンクロイド、ジェームズ・ブラウン
監督/ジョン・ランディス
公開年/1980年
ユーザーコメント
・「音楽やバンドをやっている人間にとってはバイブル的作品。軽快な楽曲に黒いスーツ、たまらないです。今でも年に1回は必ず見ています」(58歳男性)
・「単純にミュージカルに収まらず、アクションやコメデイの要素もあり、さらに出演者も豪華なので」(59歳男性)
・「ベルーシとエンクロイドのペアが絶妙で笑えた。ゲストも豪華で、楽しめた」(61歳男性)
12位『ANNIE/アニー』【人間ドラマ】【感動】
幼い頃に両親と生き別れ、いつか再会できることを夢見てけなげに生きる少女を主人公とする定番ミュージカルを映画化。4歳の頃に突然姿を消した両親と会うため、アニーは両親との思い出のレストランに通う日々をおくる。偶然にもニューヨーク市長候補の男と出会ったアニーは、彼に引き取られることに。ある日、両親に関する情報が舞い込んで……。『トゥモロー(Tomorrow)』などおなじみの名曲も楽しめる。
出演/ジェイミー・フォックス、クヮヴェンジャネ・ウォレス、キャメロン・ディアス
監督/ウィル・グラック
公開年/2014年
ユーザーコメント
・「ストーリーが大好きだから」(35歳男性)
・「原作と映画が好きだったから」(51歳男性)
・「誰もが知ってるレベルで有名だから」(35歳男性)
13位『グリース』【名作】【1970年代】
高校生の青春を描いたブロードウェイ・ミュージカルを、1978年に映画化した学園ミュージカル。避暑地でひと夏の恋に落ちた男女が再会、ダンスコンテストに出場することになるが……。ジョン・トラボルタとオリビア・ニュートン=ジョンが見せる歌とダンスに、心が浮き立つような青春物語。オープニングに流れる『グリース(Grease)』、ジョンとオリビアがデュエットする『愛のデュエット(You're the One That I Want)』など、70年代を彩った名曲がそろっている。
出演/ジョン・トラボルタ、オリビア・ニュートン=ジョン、ストッカード・チャニング、ジェフ・コナウェイ
監督/ランダル・クレイザー
公開年/1978年
ユーザーコメント
・「一瞬で青春時代にトリップできます! 青春そのもの」(58歳男性)
・「楽しそうに踊る姿がとても印象的な映画です」(52歳男性)
13位『マイ・フェア・レディ』【名作】【1960年代】
ブロードウェイ・ミュージカルを1964年に映画化した、オードリー・ヘプバーン主演のシンデレラ・ストーリー。しがない町娘が教育を受けることで、美しい上流階級の淑女に変身していく。代表曲としては、『スペインの雨(The Rain in Spain)』『君住む街角(On the Street Where You Live)』などがある。
出演/オードリー・ヘプバーン、レックス・ハリソン、スタンリー・ホロウェイ、ウィルフリッド・ハイド=ホワイト
監督/ジョージ・キューカー
公開年/1964年
・「オードリー・ヘプバーンがきれいですてき」(64歳男性)
・「とても感動できる作品だからです」(40歳男性)
15位『マンマ・ミーア!』【名作】【2000年代】
ABBAのヒットナンバーをベースにしたブロードウェイ・ミュージカルの映画化。ギリシャのリゾート地でホテルを営む母と、結婚式を目前にした娘、そして娘の父親たちが巻き起こす騒動をコミカルに描きだす。メリル・ストリープやアマンダ・セイフライドらが見せるダンスとABBAの名曲の数々に、思わず歌いだしたくなるようなロマンティック・コメディ・ミュージカル。ABBAの『マンマ・ミーア(Mamma Mia)』『ダンシング・クイーン(Dancing Queen)』など、誰もが知る楽曲が多く使われている。
出演/メリル・ストリープ、ピアース・ブロスナン、コリン・ファース、ステラン・スカルスガルド、アマンダ・セイフライド
監督/フィリダ・ロイド
公開年/2008年
ユーザーコメント
・「歌と踊りが最高だから」(34歳男性)
・「メリル・ストリープがカッコいいママだった。元気になれる」(56歳女性)
・「力強く生きる女性が魅力的だった」(35歳女性)
15位『ラ・ラ・ランド』【有名作品】【2000年代】
ミュージカル映画ファンのデイミアン・チャゼル監督によるオリジナル・ミュージカル映画。ジャズピアニスト志望のセブと女優志望のミアという、夢を追う2人の恋が描かれる。第89回アカデミー賞では監督賞、主演女優賞、作曲賞、歌曲賞など6冠を達成した。CMなどにも多く使われている『Another Day of Sun』、夜明けの公園でライアン・ゴズリングとエマ・ストーンが息の合ったダンスを見せる『A Lovely Night』など、美しい映像と軽快な音楽がすばらしい。
出演/ライアン・ゴズリング、エマ・ストーン、キャリー・ヘルナンデス、ジェシカ・ローゼンバーグ
監督/デイミアン・チャゼル
公開年/2016年
ユーザーコメント
・「まったく退屈させない展開」(52歳男性)
・「非日常的な映像がとてもよかった!」(49歳男性)
17位『ダンサー・イン・ザ・ダーク』【名作】【2000年代】
ミュージシャンのビョークを主演に起用した、ラース・フォン・トリアー監督によるミュージカル。第53回カンヌ国際映画祭で最高賞のパルムドールと女優賞を受賞した。1960年代のアメリカを舞台に、目の不自由な女性・セルマと息子の物語を描く。セルマの空想がミュージカルとして描かれている。カトリーヌ・ドヌーブも歌唱に参加した『Cvalda』や『I've Seen It All』など、ビョークとラース・フォン・トリアーが手がけた楽曲が強い印象を残す。
出演/ビョーク、カトリーヌ・ドヌーブ、デビッド・モース、ピーター・ストーメア
監督/ラース・フォン・トリアー
公開年/2000年
ユーザーコメント
・「トラウマ映画として敬遠する人も多いですが、生活音からリズムを刻んで、ビョークの圧倒的な歌声はすばらしいです」(55歳女性)
・「悲しい物語をうまくミュージカルに仕上げている」(57歳男性)
・「ラストに感動して、しばらく席から動けなくなる」(53歳男性)
18位『SING/シング』【コメディ】【アニメ】
『ミニオンズ』などを手掛けるアニメスタジオ「イルミネーション」が製作したミュージカル・アニメ。動物たちが暮らす世界で、歌を愛する動物たちが、ある劇場の再起のために立ち上がる姿を描く。声優を務める豪華俳優やシンガーたちの歌声も聞き逃せない。スティーヴィー・ワンダーとアリアナ・グランデが歌う主題歌『フェイス(Faith)』のほか、『Shake It Off』や『My Way』など多くのヒット曲や名曲が使われている。
出演/マシュー・マコノヒー、リース・ウィザースプーン、セス・マクファーレン、スカーレット・ヨハンソン
監督/ガース・ジェニングス
公開年/2016年
ユーザーコメント
・「ストーリーが痛快でおもしろい」(44歳男性)
・「キャラクターがかわいくておもしろかったです」(45歳男性)
19位『ヘアスプレー』【コメディ】
ブロードウェイのミュージカルにもなった88年の同名映画をリメイク。『Come So Far(Got So Far To Go)』など、元気が出るような楽曲がいっぱいの楽しいミュージカルとなっている。『サタデー・ナイト・フィーバー』で一躍スターの座を手に入れたジョン・トラボルタが、本作では女性に扮し主人公の母親エドナを演じた。 少しビッグサイズな女子高生トレーシーは、ダンサーに夢をかなえるため、とあるオーディション番組への挑戦を決める。トレーシーの母親はそんな娘を心配し、猛反対するが……。
出演/ジョン・トラボルタ、ニッキー・ブロンスキー、アマンダ・バインズ
監督/アダム・シャンクマン
公開年/2007年
ユーザーコメント
・「コミカルだが、内容は考えさせられる。とても印象に残る映画」(63歳女性)
・「明るく楽しい気分になれる」(45歳女性)
19位『嫌われ松子の一生』【日本】【恋愛】
山田宗樹の同名小説を中島哲也監督が映画化。中学校の教師をクビになって以来、どんどん転落していく女性の人生を、ポップな映像で描いたミュージカル。何をやってもうまくいかない女性、川尻松子を中谷美紀が演じている。『まげてのばして』『Happy Wednesday』などのオリジナル曲のほかBONNIE PINKが歌う主題歌『LOVE IS BUBBLE』なども印象的に使われている。
出演/中谷美紀、瑛太、伊勢谷友介、香川照之
監督/中島哲也
公開年/2006年
ユーザーコメント
・「中谷美紀が体当たりの演技をしていたのが強烈だった」(46歳女性)
・「内容が怖いのにそれを色鮮やかに華やかに演出していた。邦画のミュージカル作品では一番の傑作だと思う」(42歳女性)
・「主人公・松子の転落人生がコミカルなタッチで描かれていて、おもしろかった」(52歳男性)
21位『ドリームガールズ』【人間ドラマ】
人気歌手のバックコーラスに任命された女性ボーカルグループ「ドリーメッツ」のエフィ、ディーナ、ローレルの3人が、成功と挫折を味わいながら成長していく波乱万丈の物語。人気歌手ビヨンセを筆頭に、本作でアカデミー助演女優賞を受賞したジェニファー・ハドソンら、実力ある登場人物たちのパフォーマンスは圧巻の一言。ジェニファー・ハドソンの歌う『One Night Only』、ビヨンセの歌う『Listen』などの楽曲も、聞きごたえたっぷり。コメディ俳優エディ・マーフィーやジェイミー・フォックスの歌声にも注目。
出演/ジェイミー・フォックス、ビヨンセ・ノウルズ、ジェニファー・ハドソン
監督/ビル・コンドン
公開年/2006年
ユーザーコメント
・「ミュージカルらしい歌と雰囲気がよかった」(63歳男性)
・「ビヨンセの演技が印象的でした」(47歳男性)
21位『雨に唄えば』【名作】【1950年代】
サイレントからトーキーに移り変わる時代のハリウッドを舞台に、人気俳優と新人女優の恋を歌とダンスで描く、ミュージカル映画の傑作。1952年に製作された作品ながら、ジーン・ケリーが『雨に唄えば(Singin' in the Rain)』を歌いながら見事なタップダンスを披露するシーンは、今なお色あせない魅力をはなっている。
出演/ジーン・ケリー、デビー・レイノルズ、シド・チャリシー、ドナルド・オコナー
監督/ジーン・ケリー、スタンリー・ドーネン
公開年/1952年
ユーザーコメント
・「雨が降る日にはこの映画の歌を歌いたくなる」(49歳男性)
・「ジーン・ケリーの演技・ダンスが好きだから」(32歳男性)
・「ジーン・ケリーが雨の中で歌って踊るシーンが秀逸」(63歳男性)
23位『シェルブールの雨傘』【名作】【1960年代】
ミシェル・ルグランが音楽を手掛けた、セリフが一切なく歌のみでストーリーが進行していくフレンチ・ミュージカル。戦争によって引き裂かれる男女の切ない恋を描く。可憐な少女から大人の女性へと変化していく、若き日のカトリーヌ・ドヌーブが美しい。シャンソン『シェルブールの雨傘(Les Parapluies de Cherbourg)』ではカトリーヌ・ドヌーブが切なく愛を歌っている。
出演/カトリーヌ・ドヌーブ、ニーノ・カステルヌオーボ、アンヌ・ベルノン、マルク・ミシェル
監督/ジャック・ドゥミ
公開年/1964年
ユーザーコメント
・「カトリーヌ・ドヌーブの愛らしく歌う姿が忘れられません」(66歳男性)
・「泣く。ラストが切な過ぎる」(51歳女性)
23位『グレイテスト・ショーマン』【有名作品】【2000年代】
19世紀半ばに奇想天外な「地球最大のショウ」を開催した伝説的興行師、P・T・バーナムの姿を描くオリジナル・ミュージカル。オリジナリティあふれる出演者たちによる華やかでアクロバティックなショーは圧巻の一言。オープニングを彩る『The Greatest Show』、キアラ・セトルの歌う『This Is Me』など目でも耳でも楽しめるゴージャスな作品。
出演/ヒュー・ジャックマン、ザック・エフロン、ミシェル・ウィリアムズ、ゼンデイヤ
監督/マイケル・グレイシー
公開年/2017年
ユーザーコメント
・「歌やダンス、演技、そして物語がすばらしかった」(26歳女性)
・「使われている曲や歌がとてもいい」(48歳男性)
23位『メリー・ポピンズ』【名作】【1960年代】
1964年に製作されたファンタジックなミュージカル映画。東の風に乗ってやってきた魔法を使えるナニーのメリー・ポピンズと、バンクス家の子どもたち、そして大道芸人のバートの交流を描く。実写とアニメを合成する画期的な演出も話題となった。第37回アカデミー賞では『チム・チム・チェリー(Chim Chim Cher-ee)』で歌曲賞を受賞するなど、5冠を獲得している。『スーパーカリフラジリスティックエクスピアリドーシャス(Supercalifragilisticexpialidocious)』など、子どもが喜ぶ曲も多数歌われている。
出演/ジュリー・アンドリュース、ディック・ヴァン・ダイク、デビッド・トムリンソン、グリニス・ジョンズ
監督/ロバート・スティーブンソン
公開年/1964年
ユーザーコメント
・「軽快なリズムにのって、きれいな自然の中でのびのびと暮らす様子がよかった」(63歳男性)
26位『シカゴ』【感動】【人間ドラマ】
ボブ・フォッシーのトニー賞受賞ミュージカルをロブ・マーシャル監督が映画化。主演のレニー・ゼルウィガーとキャサリン・ゼタ=ジョーンズの妖艶な踊りと歌に魅せられる一作。スターになる事を夢見るロキシーは悪い男にだまされて関係を持ち、男を殺害。彼女は獄中で、ずっと憧れていたスター歌手ヴェルマと出会う。弁護士ビリーの手腕で報道操作を行うヴェルマを見て、ロキシーもビリーを雇うが……。オープニングの『All That Jazz』、ゼルウィガーが歌う『Roxie』など、心踊る名曲がそろっている。
出演/レニー・ゼルウィガー、キャサリン・ゼタ=ジョーンズ、リチャード・ギア
監督/ロブ・マーシャル
公開年/2002年
ユーザーコメント
・「ミュージカルに日本の女優が出ていたので映画もチェックしました」(52歳女性)
26位『ナイトメアー・ビフォア・クリスマス』【アニメ】【1990年代】
ティム・バートンが製作・原案・キャラクター設定を務めるストップモーション・アニメ。ハロウィン・タウンに暮らすジャック・スケリントンが、ハロウィン・タウンで“クリスマス”を再現しようとする。恐ろしくもどこか可愛らしく感じるキャラクターたちが人気のミュージカル。アップテンポな『これがハロウィン(This Is Halloween)』、クリスマスを初めて知ったジャックの戸惑いが伝わる『クリスマスって何だ?(What's This?)』など、作品の魅力を引き立てる楽曲がたくさんつまっている。
出演/クリス・サランドン、ダニー・エルフマン、キャサリン・オハラ、ウィリアム・ヒッキー
監督/ヘンリー・セリック
公開年/1993年
ユーザーコメント
・「子どもとともに楽しめるミュージカル作品だと思います」(61歳男性)
28位『ハイスクール・ミュージカル/ザ・ムービー』【青春】【恋愛】
ディズニーチャンネルで放送されアメリカを中心にブームを巻き起こした「ハイスクール・ミュージカル」シリーズの映画化3作目にして初の劇場公開作品。本シリーズの魅力は、やはり少年少女たちのパワフルでエネルギッシュなミュージカルシーン。『ナウ・オア・ネヴァー(Now or Never)』などの曲は、シングルリリースもされている。主人公のトロイとガールフレンドのガブリエラは、高校卒業を前にして2人の関係に思い悩んでいた……。
出演/ザック・エフロン、バネッサ・ハジェンズ、アシュレイ・ティスデイル
監督/ケニー・オルテガ
公開年/2008年
ユーザーコメント
・「高校の時に音楽の授業で見ました。すごくなつかしい」(30歳女性)
28位『ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ』
オフ・ブロードウェイで大ヒットしたミュージカルを、舞台を手掛けたジョン・キャメロン・ミッチェルの監督・脚本・主演で映画化。性転換手術を受けたものの、股間に“怒りの1インチ”が残ってしまったロックシンガーの愛の物語。自身の片割れを探すヘドウィグの姿が熱狂的なファンを生んだ一作。ヘドウィグが魂のかたわれを探すラブソング『The Origin Of Love』、ヘドウィグが怒りを歌う『Angry Inch』など、中毒性の高い名曲がそろっている。
出演/ジョン・キャメロン・ミッチェル、マイケル・ピット、ミリアム・ショア、スティーブン・トラスク
監督/ジョン・キャメロン・ミッチェル
公開年/2001年
ユーザーコメント
・「セクシャリティやマイノリティ、自分が知らない世界や葛藤、起源を絡め、歌唱ショービジネス作としても秀作」(56歳女性)
28位『バンド・ワゴン』【人間ドラマ】
ミュージカルを代表する楽曲『ザッツ・エンタテインメント(That's Entertainment!)』を生み出した、フレッド・アステア主演の名作ミュージカル。過去の栄光を引きずる映画スターが再びスポットライトを浴びるまでの様子が描かれる。かつてはミュージカル映画のスターだったが、今では落ち目となったトニー。そんな彼にブロードウェイ時代からの友人から新作ミュージカルへの出演依頼が舞い込み……。
出演/フレッド・アステア、シド・チャリシー、オスカー・レバント
監督/ビンセント・ミネリ
公開年/1953年
28位『バーレスク』【恋愛】
クリスティーナ・アギレラ映画初主演作にして、シェールとの共演も話題となった一作。アギレラのパワフルな歌声と女性ダンサーのセクシーなパフォーマンスにくぎ付けになることうけあいの、一人の女性が夢に向かって突き進むサクセスストーリー。シェールが歌う『Welcome To Burlesque』やショーガールたちが歌い踊る『Express』など、目でも耳でも楽しめる。田舎町からスターを夢見てやってきたアリは、ふと立ち寄ったバーレスクラウンジに一目ぼれ。やがてステージに立つチャンスをつかむが……。
出演/クリスティーナ・アギレラ、シェール、エリック・デイン
監督/スティーブン・アンティン
公開年/2010年
日本のミュージカル映画
壮大な物語のミュージカル映画と言えば洋画のイメージが強いかもしれません。ただ、邦画にもミュージカルのエッセンスを加えた名作は存在します。以下が一例となります。
- 『オペレッタ狸御殿』
- 『嫌われ松子の一生』
- 『舞妓Haaaan!!!』
- 『舞妓はレディ』
2022年・2023年公開のミュージカル映画最新作
今回のアンケートにはランクインしていませんが、2022年・2023年公開の主要ミュージカル映画をまとめました。
2022年公開のミュージカル映画
- 『ウエスト・サイド・ストーリー』
- 『ライフ・ウィズ・ミュージック』
- 『SING/シング:ネクストステージ』
- 『アネット』
- 『マリー・ミー』
- 『ザ・ウィローズ』
- 『魔法にかけられて2』
この中で特に注目したいのが『ウエスト・サイド・ストーリー』です。同作は巨匠スティーブン・スピルバーグ監督のキャリア初となるミュージカル作品です。1961年のアカデミー賞の主要部門を総なめにした映画『ウエスト・サイド物語』の現代版解釈として世間の注目を浴びました。
2023年公開のミュージカル映画
- 『まくをおろすな!』
- 『シング・フォー・ミー、ライル』
- 『リトル・マーメイド』
おすすめのミュージカル映画を有名作から最新作まで紹介しました
今回は、おすすめのミュージカル映画をランキングで紹介しました。
1位の『天使にラブ・ソングを…』は、荘厳な修道院でウーピー・ゴールドバーグ演じるクラブ歌手が騒動を起こすコメディ・ミュージカル作品。今でも高い人気を誇っています。
2位となった『美女と野獣』は、ベルと野獣の恋を描く、人気が高い作品です。5位の『オペラ座の怪人』は、オペラ座に現れる怪人と美しき歌姫との悲しくも美しいロマンスを描く一作。世界中の人の心をつかんで離さない魅力を秘めています。
3位の『サウンド・オブ・ミュージック』は、家族の絆について考えされられる映画史に残るミュージカル映画の傑作。公開当時、世界歴代興行収入記録を更新しました。
4位以下にも、ミュージカル映画として有名な作品が名を連ねています。いいミュージカル映画には、観客の心をつかむ名曲がつきもの。どの作品も、見終わった後はついついそのテーマ曲を口ずさんでしまうはずです。
ミュージカル映画が大好きという方も、あまりミュージカルを見たことがないという方も、ぜひこのランキングを、NetflixやAmazonプライム、Huluなどでミュージカル映画を探す際の参考にしてみてください。
調査時期:2023年5月24日
調査対象: マイナビニュース会員
調査数: 男女合計503人(男性 358人、女性145人)
調査方法:インターネットログイン式アンケート