JR東日本仙台支社は19日、車内で足湯を楽しめる新幹線として親しまれた「とれいゆ つばさ」について、2022年3月をもって運行終了すると発表した。運行終了までの間、さまざまな企画・イベントの実施を予定している。

  • 「とれいゆ つばさ」が2022年3月をもって運行終了

「とれいゆ つばさ」は、秋田新幹線で「こまち」として運行していた車両を改造し、2014年7月にデビュー。愛称である「とれいゆ」は、「トレイン(列車)」とフランス語の太陽を意味する「ソレイユ」を合わせた造語で、「食(太陽の恵みによる様々な食材)」「温泉」「歴史・文化」「自然」を温泉街のように散策しつつ、列車の旅を楽しんでもらうというデザインコンセプトの下、新幹線車両を改造した。

新幹線車両を用いた「のってたのしい列車」として、土休日を中心に山形新幹線福島~新庄駅で運行され、2019年4月に車内設備・サービスの一部リニューアルを行った。これまで約7年間の運行で、のべ約6万5,000名が利用したとのこと。

「とれいゆ つばさ」に乗車する際、乗車券と指定席特急券が必要。乗車券と指定席特急券に加え、飲み物・食事をセットにした旅行商品等も発売されている。2022年3月の運行終了まで、限定グッズの販売やイベントなども計画しており、詳細は決まり次第、発表する予定となっている。