久光製薬はこのほど、「2022年2月期 第2四半期決算短信(日本基準)」を発表した。

2022年2月期 第2四半期(2021年3月1日~2021年8月31日)の連結業績は、売上高585億5,100万円(前年同四半期比10.6%増)、営業利益は、57億600万円(前年同四半期比3.5%増)、経常利益は、68億3,600万円(前年同四半期比23.9%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は、50億200万円(前年同四半期比35.4%増)だった。

売上高は増収、営業利益、経常利益および親会社株主に帰属する四半期純利益はともに増益となった。

売上高は国内市場の医療用医薬品事業では、薬価の中間年改定や、継続的な後発品使用促進策による影響を引き続き受けたが、経皮吸収型ドパミン作動性パーキンソン病治療剤「ハルロピテープ」の売上伸長、デジタルマーケティングの効果的な活用、2020年4月の全国を対象とした緊急事態宣言下における受診抑制の反動もあり、前年同四半期比6.6%の増収となった。

海外市場の医療用医薬品事業は、米国で後発品の影響を受けたものの、その他の地域では売上を伸ばし、前年同四半期比1.2%の増収となった。

一般用医薬品事業は、一部地域において新型コロナウイルス感染症の拡大による影響を受けたが、米国及びアジアを中心としたその他の地域で売上を伸ばし、前年同四半期比21.1%の増収となった。

営業利益は、57億600万円(前年同四半期比3.5%増)で、その主な要因は売上の増加に伴い売上総利益が増加したことを挙げている。経常利益は、68億3,600円(前年同四半期比23.9%増)で、主な要因は、営業利益の増加に加え、為替差損が為替差益に転じたことによるものと分析している。

親会社株主に帰属する四半期純利益は、50億200万円(前年同四半期比35.4%増)。その主な要因は、経常利益の増加に加えて、投資有価証券売却益を計上したことによるものであるとのこと。