女性に向けた転職サービス「キャリチェン」を展開するエージェントゲートは、販売・接客業などノンデスクワーカーの仕事を行う全国の20~39歳の女性400人を対象に「コロナ禍での変化に関する調査」を実施した。調査期間は2021年9月22日~24日、調査方法はインターネット。

ノンデスクワーカーの女性に「コロナ禍で“仕事”に関して変化したこと」を聞いたところ、最も多かった回答は「変化したことはない」45.0%という一方、半数以上の方は、仕事に関して変化があったことがわかった。

  • コロナ禍で仕事に関して変化したことをお答えください。(複数回答)【n=400】

変化の内容としては「収入が減った」34.0%、次いで「勤務先が休業や時短営業になった」21.3%と、生活に大きく影響する変化が上位に入った。一方で「在宅勤務になった」は3.0%と、コロナ禍においてもこれまで通りの働き方を強いられている現実が浮き彫りとなっている。

  • コロナ禍でライフスタイルに関して変化したことをお答えください。(複数回答)【n=400】

「コロナ禍で“ライフスタイル”に関して変化したこと」については、前問の「“仕事”に関する変化」同様、半数以上の50.7%の方が変化があったと回答。変化したことは「自炊をするようになった/頻度が増えた」26.3%、「睡眠時間が長くなった」16.5%、「筋トレや運動をするようになった/頻度が増えた」12.8%と続く。

  • 新型コロナウイルスの流行はあなたにとって今後の生き方や暮らし方について考えるきっかけになりましたか。(単数回答)【n=400】

「新型コロナウイルスの流行は今後の生き方や暮らし方について考えるきっかけになったか」という質問では、「そう思う」18.8%、「ややそう思う」51.0%と、約7割が新型コロナウイルスをきっかけに自身の生き方や暮らし方について考えることがあったようだ。

コロナ禍で仕事や生活の変化を感じるなか、「コロナ禍を機に『チェンジ』したいと思ったこと」を聞くと、1位「お金の使い方」44.5%、2位「生活習慣」31.8%、3位「職場・職種」30.0%という結果になり、ノンデスクワーカーの女性たちは、ライフスタイルやキャリアに関して「チェンジ」を求めていることが見て取れる。

  • あなたがコロナ禍を機に、ご自身に関して「チェンジ」したいと思ったことをお答えください。(複数回答)【n=400】

また「恋人・パートナー」を「チェンジ」したいと感じた方が6.0%いることもわかった。感染症対策への意識の違いや、生き方・暮らし方を見つめ直したことで、恋人やパートナーとの付き合いにも「チェンジ」の必要を感じたのかもしれないと同社は分析する。

コロナ禍でのノンデスクワーカーとしての仕事を経て「異業種や未経験の仕事に転職してみたいと思うか」という問いに対して、「そう思う」と回答した方の合計は48.6%(「そう思う」13.8%、「ややそう思う」34.8%)という結果に。約半数のノンデスクワーカーの女性に、異業種や未経験の仕事へのキャリアチェンジの意向があることがわかった。

  • あなたは今後、異業種や未経験の仕事に転職してみたいと思いますか。(単数回答)【n=400】

「異業種や未経験の仕事に転職してみたいと思う」と答えた194人の方にその理由を聞くと、「現在の職種では賃金が低いから」45.9%と収入面の改善を理由を挙げる方が最も多い結果に。その一方で、「新しいことにチャレンジしたいから」35.6%、「体力や健康面を考えて長く働ける仕事に就きたいから」25.8%と、変化に意欲的なことも判明した。

  • 異業種や未経験の仕事に転職してみたいと思う理由をお答えください。(複数回答)【n=194】