神戸市、JR西日本、都市再生機構西日本支社は5日、相互に連携・協力し、JR三ノ宮新駅ビルや三宮周辺地区の再整備を進めていくことに合意し、「JR三ノ宮新駅ビル及び三宮周辺地区再整備の推進にかかる連携・協力に関する協定」を締結したと発表した。

  • バスターミナルが入る再開発ビルのイメージ

神戸市は官民連携の下、「三宮周辺地区の『再整備基本構想』」(2015年9月)や「神戸三宮『えき≈まち空間』基本計画」(2018年9月)の実現をめざし、「三宮クロススクエア」など人と公共交通優先の空間の創出と各鉄道間の乗換え円滑化、回遊性の向上、都心部におけるにぎわい創出などに向け、三宮周辺地区の再整備を推進している。

JR西日本は地域共生深耕の一環として、JR神戸線の要となる三ノ宮駅の「訪れたい、住みたいまちづくり」を推進すべく、進取の気性に富んだ神戸の魅力を発信する場所となり、利便性が高く魅力ある空間の創出、神戸の玄関口に相応しい景観形成に向け、新駅ビル開発の検討を進めている。

これまで、JR三ノ宮新駅ビルとその周辺の整備については、神戸市とJR西日本の2者による連携の下、検討を進めてきたが、今後、より一層の官民連携を図り、多様な都市機能の集積と沿道建築物と一体となった広く豊かな公共空間を創出するため、全国において鉄道駅を中心とする大規模な市街地整備を数多く手がけ、さまざまな知見やノウハウを有する都市再生機構とともに、まちづくりを進めていくことになった。

  • 歩行者デッキのイメージ

  • JR三ノ宮新駅ビルおよびその周辺の再整備

  • 「三宮クロススクエア」の空間イメージ

今後はこの3者が相互に連携・協力し、神戸の玄関口にふさわしい風格と魅力を 兼ね備えた空間の創出をめざしていくとしている。