「銀座おのでら」といえば、世界5地域に9店舗を展開し、うち3店舗がミシュランガイドで星を獲得している鮨・天ぷらなど日本の伝統食の名店。今年1月に豊洲市場で行われたマグロの初競りで一番マグロを落札したことでも話題になった。そんなおのでらが、新業態としてなんと回転寿司を手がけるという。10月8日のオープンを前に内覧会に参加してきた。

  • レーンに流れてくる一皿一皿がすごい!

"本物の江戸前寿司"を気軽にお手頃価格で

「廻転鮨 銀座おのでら本店」があるのは、東京・表参道。同時オープンとなる新業態「立喰鮨 銀座おのでら本店」も隣接している。

  • 「銀座おのでら」の新業態となる「廻転鮨 銀座おのでら本店」「立喰鮨 銀座おのでら本店」(東京都・表参道)

ONODERAフードサービス代表の長尾真司氏は「これまで比較的高単価の事業展開だったが、より多くのお客さまに伝統的な本物の日本食を通して心から感動していただきたい、という思いから新業態の展開を行うことになった。2つの業態『回転鮨』『立喰鮨』は今後、国内外での展開も視野に入れている」と話す。

両店ともに、鮨 銀座おのでら総本店料理長の坂上暁史氏が細部にわたる監修を実施。「こだわりは、豊洲市場の仲買業者さんたちと築いてきた関係性による仕入れと、基本に忠実な仕込み。銀座クオリティを多くの方々に味わっていただきたい」と坂上氏。

  • 豊洲市場の有名仲卸「やま幸」をはじめとする卸業者の協力で常に一級品をラインナップ。見事な本マグロを手にするのは「鮨 銀座おのでら」総本店料理長の坂上暁史氏

  • 10月22日にオープンする「鮨 銀座おのでら弟 本店」(東京・二子玉川)料理長の黒澤重正氏

レーンに流れてくる感動の一皿

夕陽をイメージした橙の壁に、きらきらと輝く波をイメージした天井。夜の漁船が吊るす漁火をイメージした照明が店内を照らす。

  • まるで海の中にいるような店内は59席(カウンター31席、4人掛けテーブル4カ所)

  • 店の奥には6人用個室も2カ所(2人から12人まで対応可能)。個室でありながらちゃんとレーンに面している

「お客さまがワクワクドキドキ、心躍るような楽しいお店づくりをしてまいりたいと思います」と料理長・加井秀和氏が言う通り、店内は職人さんたちの活気とユーモアがあふれる和やかな雰囲気だった。友人同士やカップル、家族連れはもちろん、一人で訪れてもきっと楽しい。

寿司はすべて江戸前寿司の伝統をつなぐ赤シャリ。豊洲市場の有名仲卸「やま幸」の本マグロ、「大トロ」(一貫720円)、「中トロ」(一貫510円)、「赤身」(一貫320円)は、まさに感動の一皿。華やかな「有頭ぼたん海老」(一貫930円)、手仕事が光る「自家製煮穴子」(一貫620円)や「自家製小肌」(二貫510円)、「本日の厳選うに小鉢」(一貫620円)など驚きの連続だ。

  • 「やま幸 本マグロ赤身」(一貫320円)

  • 「有頭ぼたん海老」(一貫930円)

  • 「自家製煮穴子」(一貫620円)

  • 見た目でわかるふっくらぐあい! 輝いている!

  • 「自家製小肌」(二貫510円)

  • 「本日の厳選うに小鉢」(一貫620円)、この日は北海道産バフンウニだった

  • 「やま幸 本マグロ大トロ」(一貫720円)

  • 神々しい!

  • 初めて訪れたら、まずは豊洲市場の有名仲卸「やま幸」の本マグロ、「大トロ」(一貫720円)、「中トロ」(一貫510円)、「赤身」(一貫320円)を!

オープン記念キャンペーンとして、10月8日のやま幸 本マグロの解体ショーをはじめ、両店ともに10月8日~10日、15日~17日、22日~24日に大特価ネタが用意されている。

  • オープン記念でやま幸 本マグロの解体ショーや大特価ネタを用意

思わず笑みがこぼれてしまうようなお寿司が気軽に味わえる同店。ぜひ体験してみてほしい。

  • 「立喰鮨 銀座おのでら本店」の内観はこうなっている(カウンター7席)