特撮ドラマ『仮面ライダーゼロワン』で共演した高橋文哉と井桁弘恵が、TELASAオリジナルドラマ『僕らが殺した、最愛のキミ』(9月17日20時配信開始 全6話 ※第1話は無料配信)で再共演を果たす。

  • 高橋文哉(左)と井桁弘恵

同作は、同窓会で10年ぶりに再会した、それぞれ秘密を持つ小学生時代のクラスメート7人が、閉じ込められたビルの中で激愛とキス、殺意と血しぶきを繰り広げる“密室グロきゅんラブストーリー”。高橋と鈴木仁がW主演、井桁がヒロインを務める。高橋演じる小林零と井桁演じる吉村梨奈は恋人同士で、劇中ではキスシーンもあるという。2人にインタビューし、恋人役で再会した時の心境やキスシーンの裏話、俳優としての成長について聞いた。

――『仮面ライダーゼロワン』では敵対していた関係が、今回はキスシーンもある恋人役。再会した時の心境はいかがでしたか?

井桁:純粋にわくわくしました。まさかこんなことってあるのかと思いましたし、なんか面白いですよね(笑)。自分たちでもそう思ったくらいなので、視聴者はどういう気持ちになるのだろうと、そこもわくわくしました。

高橋:「やったー!」ってなりました。すごくうれしかったです。『ゼロワン』のスタッフさんたちにも観てほしいですし、どういう気持ちで観てくれるのか気になります。

――かなり驚くのではないでしょうか。

井桁:絶対びっくりすると思います!

――敵対する関係より今回のほうが演じやすかったそうですが、それはなぜでしょうか?

高橋:役として距離が近いからじゃないですかね。(『ゼロワン』の)唯阿と或人は、みんなでご飯に行けるけど2人だと厳しいですよね(笑)。やっぱり役の関係性が響いている気がします。

井桁:普段から仲良くさせてもらっていますが、或人と唯阿では、その関係性が出しにくい。どれだけ話し合っても距離のある役でしたが、今回は話し合った分だけ近い距離でそれをお芝居につなげられたので、その分やりやすく感じたのかなと思いました。

――どういう話をされたのですか?

高橋:手をつなぐ場所やタイミング、つなぎ方まで、細かいことをたくさん話しました。

井桁:「そこでイチャイチャしてみて」と言われたりもするので、「どうする?」みたいな話とか。

高橋:リアルな感じを話し合いながら、でも梨奈と零らしさを出せるように、いい意味でぶつけ合いながら相談できました。

井桁:付き合って4年の設定だったので、その関係はやりやすかったです。付き合いたてだと、ちょっと気まずい(笑)。2年くらいやってきた関係だからこそ絶妙な距離感と安心感でできて、その空気感はよかったです。

――キスシーンはびっくりしたのでは?

井桁:そうですね。撮影期間にそのシーンの台本をいただいて帰り道に読んだのですが、「ん?」と二度見しました(笑)。でも2人は4年付き合っている設定だから、何にもないのもなとは思っていて、「やっぱりきたか」とは思いました。

高橋:台本で知った瞬間からそわそわしました(笑)

――撮影はいかがでしたか?

高橋:どういうシーンで自分がカッコいいと思ったか、ドラマのキスシーンを思い出すようにしました。零はおっちょこちょいな男の子なので、ここで男を見せないといけないと思い、見え方の問題ですけど手に力を入れてみたりしました。

井桁:もっとハプニングが起きたりして時間がかかると思っていたのですが、案外スムーズでした。

高橋:相手が井桁さんだったからやりやすさがありました。良い意味で井桁さんだからこそ緊張もしなかったですし、井桁さんがどう出ても僕が受け答えできるようにすることだけ考えればよかったので安心してできました。