ハルメク 生きかた上手研究所は9月10日、「孫と敬老の日に関する意識調査」の結果を発表した。調査は7月30日~8月2日、50~84歳の女性300名を対象にWebアンケート方式で行われた。

  • 敬老の日をお祝いされたくない理由

    敬老の日をお祝いされたくない理由

調査によると、敬老の日を楽しみにしているシニア女性はわずか9.0%。敬老の日に「お祝いされたい」人は18.3%にとどまり、40.0%が「お祝いをされたくない」と回答。

お祝いされたくない理由を聞いたところ、「祝われる年齢ではないと思うから」が最も高く36.3%。次いで「老人扱いされているように感じるから」(27.8%)、「敬老の日を祝う習慣がないから」(25.3%)と続き、自分はまだまだ現役、お年寄りではなくまだ元気、という意識が見られる結果に。

現役だという意識は60代・70代であっても高く、「祝われる年齢ではないと思う」60代は46.5%、70代でも21.7%いることがわかった。ちなみに、敬老の日にお祝いされると思う対象の年齢は、平均で70.7歳だった。

  • あなたが今年の敬老の日にすると思うことは何ですか?

    あなたが今年の敬老の日にすると思うことは何ですか?

続いて、今年の敬老の日に自分がすると思うことを聞いたところ、「何もしない」(65.0%)が非常に多く、次いで「自分が親(や親世代)をお祝いすること」(20%)、「自分が子どもや孫にお祝いされること」(13.0%)と続き、祝われるより祝う割合の方が高いことが明らかに。今年の敬老の日の過ごし方を具体的に聞いたところ、「母99歳と叔母100歳の長寿のお祝いをする」「亡くなった父母や義父母を思い出す日」など、あくまで自分は祝う側だという意識が強い過ごし方が目立つ結果となった。

最後に、敬老の日に誰からお祝いされたいか尋ねたところ、「孫」が76.4%と最多となった。