太田プロダクションの若手芸人10組が、YouTubeチャンネル『笑勉(しょうべん)』で教育動画を配信している。

  • さすらいラビー

「芸人と一緒に笑って勉強」という意味が込められた『笑勉』は、勉強が苦手な人でも楽しんで学ぶことができる教育動画を目指して開設。

一橋大学と青山学院大学出身という高学歴芸人・さすらいラビーが古文マニアの男子高生と女子高生に扮したコントで古文単語を教える「ウザい古文」や、ザ・ノンフィクションが大好きで、実際にナレーションをやったこともあるものまね芸人の小出真保が、教科書に出てくる偉人の生涯をザ・ノンフィクション風に紹介する「ザ・偉人フィクション」、元東大生と元暴走族総長がコンビを組んだIkiruがヤンキーの会話を英語にした「ヤンキー英会話」、ヲタク系芸人として人気のワールドヲーターが小野小町などの歌人をアイドルに見立て、和歌にヲタ芸コールを織り交ぜて紹介する「ヲタ推し日本文学」などがラインナップされている。

さすらいラビーの中田和伸は「学生時代、古文の世界がすごくエロチックだったり、気持ち悪かったりもして、すごい面白いなって思ってたんですけど、それをコントを通してお伝えできるのがすごく楽しくて、やりがいも感じているので、ぜひ皆さんに見ていただきたいです」とコメント。

青山学院大学出身の相方・宇野慎太郎も「一応2人とも大学を出てるので、それを生かした面白いコントを皆さんに届けられたらいいなと思います。この動画を見て、ちょっとでも成績が上がったとか、テストでいい点取れたとかあったら報告してくれるとうれしいです」と意気込む。

肉食系の男女コンビ・ハナイチゴが、ちょっとHな語呂合わせで日本史の年号を教える「変態年号語呂合わせ」は、邪馬台国の卑弥呼が魏に使いを送り、親魏倭王の称号の金印を賜った239年を「兄さん苦しそう(239年)死に際よ(親魏倭王)金印ギューと(魏)っとしてあげる」といった具合。男性のコンプライアンス小松崎は「現役の学生の頃から、年号などをちょっとエッチな言葉に結び付けて覚えていました。この変態語呂合わせで、今までのスタンダートな語呂合わせを変えていきたい」と意欲を語り、女性の関谷友美も「目標は、この変態語呂合わせを書籍化して、全国の学校を講演で回りたい。子供たちにも会いたいけど、イケメンの先生に会うのが楽しみ」と今後の展望を語る。

『笑勉』では、週5回のペースで動画を配信。今後、この動画をベースにした参考書を作るなど、誰でも笑って学べる「新しい学びの場」を広く提供していきたいとしている。