スバルは最量販車種のSUV「フォレスター」に大幅改良モデルを発表した。全グレードで足回りを改良し、運転支援システムの面では「新世代アイサイト」を搭載。エクステリアには新デザインを取り入れ、SUVとしての力強さに磨きをかけたという。どう変わったのか、実車を見てきた。

  • スバル「フォレスター」の大幅改良モデル

    8月16日に発表となったスバル「フォレスター」の大幅改良モデル

フロントマスクに新デザイン

現行型のフォレスターは、2018年6月に発表となった5世代目のモデル。グレードは2.0L水平対向4気筒ハイブリッド(e-BOXER)の「Touring」「X-BREAK」「Advance」と1.8L水平対向4気筒直噴ターボの「SPORT」の計4種類だ。価格は293.7万円~330万円。

  • スバル「フォレスター」の大幅改良モデル

    写真は大幅改良モデルの「X-BREAK」

今回の大幅改良では、スバルのデザインコンセプト「DYNAMIC×SOLID」をより進化させた「BOLDER」思想を採用。フロントフェイス(バンパー、グリル、ヘッドランプ)を刷新し、新デザインのアルミホイールを装着した。デザイン面の変更点としてはこのほか、ロープホール付きルーフレールを全グレードに拡大展開。新たに3色のボディカラーを追加した。

  • スバル「フォレスター」の大幅改良モデル
  • 大幅改良前の現行型「フォレスター」
  • 左が大幅改良後、右が大幅改良前の現行型「フォレスター」

走行性能では全グレードで足回りを改良。しなやかさとスポーティーさを高い次元で両立させたという。アダプティブ変速制御「e-アクティブシフトコントロール」は、e-BOXER搭載車の全グレードに拡大展開する。安全性能としては、ステレオカメラの広角化やソフトウェアの改良により性能を高めた「新世代アイサイト」を搭載した。

大幅改良モデルの投入により、販売に勢いがつきそうなフォレスター。スバルは月間販売計画として2,200台という数字を設定している。

  • スバル「フォレスター」の大幅改良モデル
  • スバル「フォレスター」の大幅改良モデル
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