働く時間の制約などにより、やりがいや責任のある仕事、長期的なキャリアアップを諦めがちなワーキングママ。人生100年時代、どんなキャリアを積み上げていけばいいのか悩んでいる方も多いかもしれません。

そこで今回は、ボランティア活動を通じて未経験の仕事にチャレンジしたり、自分の強みに気づいたりすることができるサービス「ママボラン」を紹介します。

  • キャリアの可能性を広げるサービス「ママボラン」とは?

「ママボラン」は、「これからのキャリアのために新しいことにチャレンジしたい」「自分の強みを知って、可能性を広げたい」という意欲的なワーキングママに、他社でボランティア活動する機会を提供するサービス。ボランティアだからこそ、未経験の業種や職種にチャレンジしやすく、転職や副業をせずに新しい経験を積むことができる点が魅力です。

月額1,650円の料金を支払えば、ボランティア活動・コミュニティ・イベントセミナーに参加することが可能。さらに3カ月8,8000円で、参加前後の個別カウンセリングやキャリア研修、キャリアデザインシートの作成がついた「キャリアデザインプログラム」が受けられる仕組みとなっています。

運営主体はワーキングママ向けの転職エージェント事業などを行っている「mog」。ワーキングママのキャリア支援を続けてきた同社だからこそ、プロの視点から市場価値を高めるためのアドバイスができるといいます。

「弊社のキャリアカウンセリングは、キャリアのプロとして客観的に相対評価をしながら、ご自身のスキルや市場価値、推すべきスキルについてアドバイスできる点が強みです。ワーキングママならではの様々な条件や制約の中で、どのように今後のキャリアを描いていったらいいかをご提案できます」(mog 金子麻由子 副社長)。

  • 「ママボラン」サービスの流れ

同サービス、もともとは同社の社長・副社長が前職の総合人材サービス会社で新規事業として立ち上げたのが始まりとのこと。

「前身のサービスにはなりますが、ボランティアの参加者からは『自分では当たり前と思っていたスキルや仕事の進め方が、社外や他の職種でも通用する強みであることを自覚することができた』とポジティブな反応をいただいています。また『会社を辞めようと思っていたけれど、ボランティアで外へ出てみてうちの会社の良いところに気づいた』『ボランティアでやってみたい仕事にチャレンジしてみたが自分に合わなかった』など、現在のキャリアに向き合おうと腹をくくれたという方もいらっしゃいました」(金子麻由子 副社長)。

参加者の中には、ボランティア先の事業にほれこみ転職・COOに就任した方、ボランティア仲間から刺激を受けたことで本業で部長職に就き、活躍されている方などもいらっしゃるそうです。

ボランティアの受け入れ先は現在50ほど(2021年8月時点)。内容を見てみると、リモートで参加できたり、拘束時間が短かったりと、ワーママでも参加しやすい条件設定が多い印象を受けました。ボランティアとはいえ、Amazonギフト券などのインセンティブを用意している企業・団体もあり、モチベーションもさらに上がりそうです。

スキルや知識をインプットするだけでなく、実際の現場でアウトプットすることができる「ママボラン」。キャリアにモヤモヤしたら、ぜひ参加してみてはいかがでしょうか?