番組で紹介する店主は、どの人も儲けそっちのけで、驚きのサービスを無自覚で提供している。その姿を見て、ヒロミは「『腹がいっぱいになったら、戦争は起きない』って言う人がいたんだけど、これは本当にそうだなと思うんだよね。みんながお腹いっぱい食べられたら、争い事は少なくなるんじゃないかって」と、気付かされたそうだ。

さらに続けて、「子ども食堂とかも、お腹いっぱいにしてあげることが愛情の第一歩みたいなところがあるっていうし、それを、この番組で紹介する人はお店という形でやってるんだと思う。下手すりゃ『お金ないです』って言っても食べさせるからね。形式的には“商売”でやってるけど、その感覚は少ないんじゃないかな」と想像し、「何か頼むと『これはタダのラーメンね』って出す人もいるし(笑)」と感心。

小峠も「世の中に“タダのラーメン”なんてないんだから(笑)」とツッコミを入れつつ、「もともと誰かにお腹いっぱい食べてほしいと思ってる人が、たまたま仕事としてご飯屋さんを選んだというだけであって、本質的にそういう人間なんでしょうね。『ヒューマングルメンタリー』ってタイトルは本当その通りで、よくつけましたよね」と同調した。

■何とか涙を我慢した収録「名作です」

8月17日の放送には、破格のメニューを出すほか、定期的に無料のお弁当まで提供し、採算が取れないためにウーバーイーツでアルバイトしている店主の続編が登場。ヒロミは「あれは名作だよな。収録が終わってすぐ、いろんな現場とか、ノリちゃん(木梨憲武)とかに『これはすごかったから見てほしい』って言ったもん」と大絶賛だ。

小峠も「これはちょっと(泣きそうになって)ヤバいなと思いましたよ。でも、ゲストの方がいる前で、俺とヒロミさんが泣くわけに行かないっていう、もうその一心だけで耐えましたから(笑)。あれはヤバかったなあ」と振り返り、ヒロミは「普通に泣いてもおかしくないから。俺、部屋の遠くの角をずっと見てたもん(笑)。本当にあれは名作です」と太鼓判を押していた。

  • ウーバーイーツでアルバイトする「食楽 たざわこ」の店主 (C)CTV