――キラメイジャーからはキラメイイエロー/射水為朝役の木原瑠生さんも登場していますね。

充瑠は柿原さんとの関係が深く、為朝はヨドンナとの因縁めいた関係がありますから、キラメイジャーからお2人が出演してくれたのは、とても重要なことだと思います。

――『ヨドンナ』では柿原さんのお兄さんで、若手刑事の章介が登場します。『宇宙戦隊キュウレンジャー』サソリオレンジ/スティンガー役で人気を博した岸洋佑さんとの共演はいかがでしたか。

岸さんは『キュウレンジャー』でとてもクールで無口なスティンガーを演じていたんですけど、実際はめちゃくちゃおしゃべりな人でした(笑)。初めてご挨拶したとき、ほんとに気さくに話してくださって、ああ接しやすい方だな~と思っていたんです。現場に入ったら、もうずーっとしゃべっていて。セリフを話しているよりも合間のおしゃべりのほうがずっと長いんじゃないかと思うくらい。クールなキャラとのギャップがすごかったです。私だけじゃなくて、いろんな人に話しかけていて、それがまたお話上手なんですよね(笑)。でも、けっこう頼もしい部分も見せてくれましたし、私もお兄ちゃんが欲しかったので、とてもうれしい共演になりました。

――エピソード20の時点で、柿原さんの口から「兄」の存在がほのめかされていましたね。

そうですよね。あのときセリフだけ出てきたお兄ちゃんが、まさかスピンオフ作品で活躍するとは……。コアなファンのみなさんならきっとそう思ってくださるんじゃないでしょうか。

――坂本浩一監督は激しいアクションをこなす「可愛くてカッコいい」ヒロイン演出にこだわりがあり、女性を魅力的に描くことに長けた方です。柿原さんもヨドンナとタッグを組み、劇中でかなり激しいアクションに挑んでいるようですね。

やりましたね! 思いっきり吹っ飛ばされるとか、壁や地面に叩きつけられる以外の立ち回りなら、ほぼほぼ私がやらせていただきました。ヨドンナの桃月(なしこ)さんも同じく、2人でわりとハードな立ち回りをつけてもらいましたね。

――また、柿原さんがメイド姿になった予告映像も、ファンの間で大いに話題を集めました。

ふだんから、短いスカートをはくことがなかったので、メイドコスプレは恥ずかしかったですね。ネコ耳も初めて着けました。あの格好を自分で見たときは「何をやっているんだ? 私は!」と、思わず冷静にツッコんでしまいましたね(笑)。

――最後に西葉さんから『ヨドンナ』の必見ポイントを教えてください。

セクシーバイオレンスアクションエンターテイメントということで、時間は短いながらも「メイドコスプレ」や「キスシーン?」「怖い人たちと戦う」など、ヨドンナと柿原さんの情報量はとても多いです! 内容はわかりやすく、ヨドンナが柿原さんと出会ったことにより人間の“感情”を理解していく過程が、面白く描かれています。またヨドンナとの出会いによって、柿原さんの心もだんだん変化していきます。

撮影の間はずっと楽しい時間が流れていて、最後のほうでは「もっとヨドンナと一緒にいたかった」と思っていました。これで終わりではなくて、ヨドンナと柿原さんのコンビがシリーズとして続いていけばいいな……という願望を持っていますので、それが実現できるように、みなさん応援をよろしくお願いします!