中京テレビ・日本テレビ系バラエティ番組『ヒューマングルメンタリー オモウマい店』(毎週火曜19:00~)が、きょう10日に放送される。

  • 銚子市の海鮮食堂=中京テレビ提供

漁業の盛んな港町・千葉県銚子市にある創業3年目の海鮮食堂の名物は、店の人が特大サイズのお盆に大量の丼を乗せて運んでくる「よーい丼」。生本マグロを使ったネギトロ丼、いくらを贅沢にかけた丼、イワシの漬けが11切れも乗った丼、どんぶりからはみ出そうなほどの海鮮かき揚げが乗った丼…と4つの丼が味わえ、値段も驚きの1,650円だ。客も「すげぇのきたよ。やばくない!?」と驚きの表情。そして、一口 食べすすめるごとに「うめぇ」「まじうめぇ」を連発する。

他のメニューもオトクで、ネギトロをタワーのように積み、まわりをマグロの切り身で固めて上からイクラを惜しげもなくかけた「山盛りヤマタくん飯」は、たったの935円。時には、ほかの店では1万円はくだらないマグロの頭を無料でサービスすることも。

店の横では鮮魚も販売。アジ詰め放題は、袋いっぱいに詰めて300円だが、30尾ほど詰めて満タンになったところに店主が10尾以上サービスしてしまう。それでも値段は300円のまま変わらない。「一番いいものはお店へ。その次に豊洲。お店の客にうまくて安いものを食べさせたい」という思いで、破格の大サービスを行っている。

地元で人気の蒲田駅(東京都大田区)そばの店は、夏場にもかかわらず、店の前に客が列を作っている。コンビニでは1個100円程度はするおでんが、こちらではどれでも1個50円とリーズナブル。それだけでなく、お客さんが6つ注文すると、「6個だったよね?」と言いながら、次々とおまけのおでんを袋に入れ、3倍近い15個になってしまう。それでも料金は300円で、客も「赤字だぞ」と心配するが、「うん、赤字赤字! いいよいいよ」というママ。それでも大サービスするワケは「金儲けじゃなくて、お金で買えないものを求めたい」という思いからだという。

計算が苦手で、お会計もお客さんに「計算して」とお願いしてしまうぐらいのママだが、「目の前の計算は苦手だけど、人生の計算はしているの」とママはいう。客も「私の拠り所。宿り木みたいなもの」と話し、この街になくてはならないお店となっている。

店主の口ぐせが「エキサイティング」のオモウマいうなぎ屋さんは群馬県太田市の「野沢屋」。店主のキャラクターや、自分で焼いて食べる斬新なスタイルが話題を呼び、現在もお店を訪れる視聴者が絶えないが、番組は3度目の密着取材を敢行。過去2度の出演で、衰え知らずのパワフルなキャラクターと抜群のトークを披露した店主の野沢さんが、今回も “エキサイティング!”な姿を見せてくれる。

「放送を見て来た。自分で焼くスタイルがオシャレだと思った」という客をはじめ、店は大にぎわいで大忙し。もはや一スタッフのような存在となった担当ディレクターは、前回に引き続きお店をお手伝い。客の誘導や片付けだけではなく、うなぎの焼き方をレクチャーするまでに。3度の密着によりさらなる信頼を得るようになったディレクターは、伝統ある店を守り続ける店主の熱い人生論、商売哲学にも深く踏み込んでいく。