ミュージカル『ジェイミー』(原題:Everybody’s Talking About Jamie)の公開ゲネプロが7日、8日に東京・東京建物Brillia HALLにて行われ、森崎ウィン、高橋颯(※高ははしごだか)、安蘭けいが取材に応じた。

左から森崎ウィン、高橋颯

左から森崎ウィン、高橋颯

同作は英BBCで放送された実話を基に2007年イギリスでミュージカル化され、大ヒットを記録し、映画化も決定した。ドラァグ・クイーンに憧れる16歳の高校生ジェイミー・ニュー(森崎/高橋 Wキャスト)が、母親から真っ赤なヒールをプレゼントされた事を機に、高校のプロムにドラァグ・クイーンとして出席する夢を抱き始めるも、学校や教師、保護者からの猛反対を受ける。マイノリティに理解のない周囲からの心無い言葉、ジェイミーの事を理解できない父親との確執など、多くの困難を乗り越えながら、それでもなお、自分らしくあろうとするジェイミーの姿を描いていく。

初日を目前に、森崎は「ほっとしている部分もありつつ、緊張感が高まっていて、カンパニーが今、すごく1つになっているので、このまま引き締まっていきたいと思います」、高橋は「もう1チームを観ることができるので、勇気をもらってやれそうです。初日から全力でやります」、安蘭は「本当に幕があくんだと思ってワクワクしています。今は出来る状況じゃないけど、乾杯したい気分です。2人を見守りたいと思います」とそれぞれ心境を表す。

森崎は「作品を通して、お越しいただいた方の背中を押せるような作品でありたい」と語り、「お客様と一緒に成長していきたいですし、そうできると信じています。安全対策は万全に、心よりお待ちしております」とメッセージ。高橋は「ここまでたくさんの方に、すごく見守ってもらって、支えてもらってきました。ジェイミーとして、やっと舞台にたてるので、お芝居でしっかり返せるように、感謝の気持ちをお客さんに届けられたらと思います」と意気込んだ。

7日のゲネプロには、Wキャストの森崎ウィン、田村芽実、佐藤流司、吉野圭吾、泉見洋平、樋口麻美、8日には高橋颯、山口乃々華、矢部昌暉、吉野圭吾、永野亮比己、実咲凜音が登場。ほかシングルキャストの安蘭けい、伊藤かの子、太田将熙、川原一馬、小西詠斗、鈴木瑛美子、田野優花、フランク莉奈、MAOTO、保坂知寿、今井清隆、石川禅が登場した。

質疑応答(撮影:田中亜紀)

公開ゲネプロ 8月7日

公開ゲネプロ 8月8日(撮影:田中亜紀)