東武鉄道は15日、「りょうもう」に使用される200型の一部車両を1800系カラーリングとし、8月7日から運行開始すると発表した。デビューから30年を迎えた100系「スペーシア」と200型「りょうもう」の活躍を記念し、日光線・伊勢崎線で活躍した歴代車両を振り返るリバイバルカラー車両企画の第2弾として実施される。

  • 「りょうもう」で活躍する現行の200型

  • かつて「りょうもう」で活躍した1800系

1800系は1969(昭和44)年、伊勢崎線の急行列車として運行開始。当時、鮮やかなローズレッドにホワイトのラインを2本配したカラーリングだけでなく、車両の前頭部にパノラミックウインドウを用いた独特の正面スタイルのほか、側面に幅1,500mmの広い窓を取り付けるなど、斬新なデザインで伊勢崎線急行のイメージを一新した。1998(平成10)年3月に200型に代わるまで、29年間にわたり両毛地域と東京を結ぶビジネス急行列車として活躍した。

今回、「伊勢崎線の急行列車=ビジネス急行『りょうもう』」として不動の地位を築いたエポックメイキングな車両である1800系を踏襲し、200型2編成(205・209編成)を鮮やかなローズレッドにホワイトのラインを2本配したカラーリングに塗装。座席も1800系の座席カラーに変更する。8月7日以降、リバイバルカラー塗装の完了した編成から順次、営業運転を開始する。

  • 記念乗車券の表紙

リバイバルカラー車両の運行を記念し、運行開始日の8月7日から1800系カラーリング「りょうもう」記念乗車券を発売する。館林駅200円区間の大人地図式片道乗車券、太田駅200円区間の大人地図式片道乗車券、伊勢崎駅から赤城駅行600円の大人片道乗車券の3枚セットで、8月7日から9月6日までの期間、東武線55駅にて1セット1,000円(1人5セットまで)で発売される。発売数の3,000セットが売り切れ次第、終了となる。