女優の杏が15日、都内で行われたブリヂストンの冬タイヤ「BLIZZAK」新商品発表会に出席した。
今年、芸能生活20周年を迎えた杏。振り返って「あっという間に20年。最初は15歳だったなぁと月日の長さを感じますね」としみじみで、「ほんとに充実した20年。最初は雑誌のモデル、コレクションのモデルになって海外に出るようになり、テレビ、映画、CMのお仕事をいただけるようになった。新しいことが連続した20年だった」とほほ笑んだ。
特に印象に残っている仕事は、言葉が通じないカメラマンとの写真撮影だったという。「まったく言葉が通じない人に撮ってもらって、ちょっとした雰囲気で『こっち向いたほうがいいかな』と分かりあえた。言葉じゃないんだとモデルのときに思いましたね。その作品が巡りに巡って、どこかの美術館に収蔵されたのはいい思い出として残っている」と回顧した。
20年も同じ道を歩み続ける秘訣を聞かれると、「これまでずっと楽しかったし、ずっと新しいことに対する好奇心にあふれていた時間だった。一瞬、怖いと思う瞬間もあるけど、やってみたい好奇心のほうが強かった。その好奇心に助けられて、今ここに立っている」と“原動力”を語った。
今後挑戦したいことを「クロッキーを1冊うめる!」とフリップに記した杏。クロッキーとは「野球でいうとノックのようなもの。ササッと鉛筆で早く絵のことです」と紹介し、「その早描きで1冊全部埋めてみたいなと。ネットで知ったのですが、トライしたいと思ったんです。その先に何かあるんじゃないかって。とにかく1冊、自分の書いたもので埋めてみたい」と意欲的だった。