女優の杏と俳優の宮沢氷魚が7日、都内で日本テレビ系ドラマ『偽装不倫』(最終話 11日22:00~)のクランクアップを迎えた。

  • 宮沢氷魚(左)と杏

最後の撮影は、最終話のキーとなる鐘子(杏)と丈(宮沢)の2人のシーン。その直前に、エキストラが参加する撮影が終わると、杏は「皆さんお疲れさまでした! ありがとうございました!」と感謝のあいさつをし、最後の2人での撮影に臨んだ。

そして、このシーンのOKが出ると、スタッフから「オールアップでーす!」の声がかかり、現場には大きな拍手が。こうして、真夏をまたいで行われた4カ月にわたる撮影が全て終了し、監督から花束を受け取った杏と宮沢は、笑顔で抱き合った。

シンガーソングライターのmiletが歌う主題歌「us」が流れる中、宮沢は「まずは皆さん、4カ月の撮影お疲れさまでした。僕の役者人生の中で間違いなくこれが一番大きな役で、最初はものすごくプレッシャーがあって、うまくできるか不安があったんですけど、本当に皆さんのおかげ、そして何より杏さんのおかげですごく楽しくお芝居ができました。本当に今までで一番楽しい夏になりました。皆さん本当にありがとうございました!」とあいさつ。

続いて、出産を経て、4年ぶりの連ドラで主演を務め上げた杏は、あいさつしようとするも、気持ちがこみ上げて思わず涙。「4年ぶりに現場に戻ってくるので…」と、ブランクの中で育児と撮影の両立に大きな不安があったことを、声をつまらせて打ち明けながら、「1回は倒れちゃうんじゃないかなと思ってたんですけど、みんなで力を合わせて、こうやって乗り越えることができて本当に良かったなって思います」と感謝した。

そして、「本当にみんなの工夫があって支えてもらって、この現場があったんだなと思います。最後までありがとうございました。今後ともこの(時短)スタイルでやっていくんで、みんな、よろしくお願いします(笑)」と宣言し、スタッフたちを笑わせた。

その後、この日は撮影の予定がなかった鐘子の親友・まさ子役の田中道子も駆けつけ、杏とハグ。最後は記念撮影をして、互いをねぎらっていた。