キャリアデザインセンターは7月14日、「夏のボーナス」に関する調査結果を発表した。調査は6月18日~7月1日、同社運営の「女の転職type」に登録する女性648名を対象に、Web上でのアンケートで行われた。

  • 2021年夏のボーナスはいくらだった?

    2021年夏のボーナスはいくらだった?

今年の夏のボーナスについて尋ねたところ、「0(なし)」(62.7%)が最も多く、2020年(昨年)調査の57.6%から5.1%増加。長引くコロナの影響が伺える結果に。また、支給された人の平均金額をみると、「就業中の人すべて」は31.7万円(前回30.4万円)、「正社員・契約社員」のみの場合では31.9万円(同30.6万円)と、いずれも昨年から微増となった。

2021年夏と2020年夏のボーナスに「金額差」があった人にその要因を尋ねると、最も多かったのは「会社の業績」(24.0%)で、フリーコメントでは「新型コロナの影響」という回答が目立つ結果に。次いで「退職」(14.6%)、「転職」(12.2%)と続き、前職を離れたことがボーナス増減の要因となっていることがわかった。

  • 理想の夏のボーナスは?

    理想の夏のボーナスは?

次に、理想の夏のボーナスについて尋ねると、「50~99万円」(47.3%)が最も多く、その平均金額は52.5万円という結果に。実際に2021年夏に支給された人の平均31.7万円と比較すると、理想と現実に約20万円の差が見られた。

夏のボーナスの使い道については、1位~3位までは昨年と変わらず、「貯金」(22.2%)、「生活費に充当」(10.0%)、「ファッション・美容」(6.9%)、という結果に。また、長引くコロナの影響か、「投資」が前年比5.7%増となっており、「貯金」という守りの使い方をする一方で「投資」という攻めの使い方をする人が増えていることが見て取れた。