創業100年以上の歴史を誇る老舗 梅干し屋「紀州梅本舗」(和歌山県西牟婁郡白浜町)が立ち上げた、梅を使った新ブランド「うめノシリーズ」。シリーズ第一弾として7月1日、「食べるシャキシャキ梅 紀州うめノほし」(2,000円/送料込)をオンラインで発売した。

ギフトにぴったりの上品なパッケージ

  • 「食べるシャキシャキ梅 紀州うめノほし」(2,000円/送料込)。「しそ」「かつお」の2種がセットになっている

商品のパッケージは、世界遺産・熊野古道のふもと富田川をイラストとして表現。贈答箱には高級感漂う風合いのある和紙に梅カラーである赤い箔押しが施されている。

  • ギフトによろこばれそうなパッケージと贈答箱

そのまま食べてもおいしい

フレッシュでみずみずしくシャキシャキとした食感と、細かくなった梅の姿がキラキラした星のように見えたことから、「食べるシャキシャキ梅 紀州うめノほし」と名付けられたそう。

まずは炊き立てのごはんにかけて。見た目にも彩り鮮やかで、口に含むと爽やかな梅の香りと味わいが口いっぱいに広がる。シャキシャキとした歯ごたえも楽しい。

  • 「しそ」「かつお」2種を食べ比べても楽しい

  • ごはんに合う!!! おにぎりにしてもよさそう

料理に活用しても楽しい

そのまま食べてもおいしいが、さまざまなアレンジにも使えるのだとか。サラダにあえたり、パスタやリゾットに合わせたり、かき揚げやタルタルソースに混ぜ込んだりと、手軽に梅の味わいがプラスできる。

『世界一かんたんに人を幸せにする食べ物、それはトースト』(サンマーク出版)の著者で、食のディレクター 山口繭子さんはアレンジレシピ「『うめノほし』のフルーツチーズトースト」を考案。見た目にも華やかで、梅味とシャキシャキの歯ごたえがアクセントに。クセになりそうな甘じょっぱい味わいだ。

  • フードコンテンツディレクター 山口繭子さん考案の「『うめノほし』のフルーツチーズトースト」。おしゃれ!

老舗の味を生かした新しい挑戦

紀州梅本舗は、明治時代に創業者の祖父 大岩五郎吉翁さんが梅農家を営み始めてから3代に渡り梅作りを行ってきた。今でも世界遺産・熊野参詣道の玄関口「口熊野」に古くから伝わる手法を採用しているという。

原料の梅の実は、もちろん和歌山県産の紀州南高梅。木の枝からもぎ取られたものではなく、梅畑一面に敷き詰められた専用のネットに自然落下した熟度90%以上の完熟の梅の実だけを集め、さらにそこからA級品だけを選別。それをひと粒ひと粒に思いを込めながら、素材の持ち味を最大に活かした梅干しへと作り上げていく。

  • (左から)紀州梅本舗の大岩好弘常務取締役、食のディレクター 山口繭子さん

商品発表会で、大岩好弘常務取締役は「うめノシリーズは、既存の50~80代の消費者層は維持しながら、新しいターゲットとしてより拡散力のある30~40代女性に主眼を置いたブランドです。こだわり、日本初、特別感、上質をキーワードにしています。両親や友人、会社の仲間などに送るカジュアルギフトとして活用してもらいたい」と話した。

相手の食卓を想像しながら贈るギフト。老舗が手がける新しい味を届けてみてはいかがだろうか。