帝国ホテル東京は7月1日より、帝国ホテル第11代料理長/初代総料理長を務めた村上信夫氏の生誕100周年を記念し、その功績を紹介する企画展示と、ゆかりのあるメニューの提供を、本館17階ロビー並びにブフェレストラン「インペリアルバイキング サール」にて開始する。

  • (左)帝国ホテル第11代料理長/初代総料理長 村上信夫氏、(右上)村上氏の時代から受け継がれてきたメニュー「スズキのカフェ・ド・パリ風 ブールブランソース」、(右下)1964年東京五輪の選手村にて

    (左)帝国ホテル第11代料理長/初代総料理長 村上信夫氏、(右上)村上氏の時代から受け継がれてきたメニュー「スズキのカフェ・ド・パリ風 ブールブランソース」、(右下)1964年東京五輪の選手村にて

村上信夫氏は、1939年に見習いとして帝国ホテルに入社後、49歳で帝国ホテル第11代料理長に就任し、以降26年間、ホテルで提供する料理全般にわたる総責任者として活躍。

同企画では、終生現役を貫きフランス料理普及に努めた村上氏の生誕100周年を記念して開催されるもので、村上氏の著書にあるメニューをはじめ、村上氏が開店に携わった日本初のブフェ形式のレストラン「インペリアルバイキング」の1958年開店当時のメニューや、1964年東京五輪選手村食堂「富士食堂」のレシピブックに残されているメニューを期間限定で提供するほか、第14代東京料理長の杉本雄氏が、村上信夫氏へのオマージュを込めて創り上げたメニューも用意されている。

  • 村上信夫生誕100周年とバイキングの日(左)帝国ホテルに代々受け継がれてきた「スズキのカフェ・ド・パリ風 ブールブランソース」、(右)東京料理長 杉本雄が"ムッシュ"の功績にオマージュを込め考案した新メニュー「魚介のブイヤベース クスクス添え」

    村上信夫生誕100周年とバイキングの日(左)帝国ホテルに代々受け継がれてきた「スズキのカフェ・ド・パリ風 ブールブランソース」、(右)東京料理長 杉本雄が"ムッシュ"の功績にオマージュを込め考案した新メニュー「魚介のブイヤベース クスクス添え」

本館17階ロビーおよびブフェレストラン「インペリアルバイキング サール」入口で開催される企画展示では、「写真で綴る 村上信夫 生涯年表」「コックコート」「料理ノート」「1964オリンピックメニュー表」「バイキング開業当時の写真やメニュー表」など、彼の功績の数々を紹介する史料と写真が展示され、無料で鑑賞することができる。

また、村上氏は、1958年に日本初のブフェ形式レストラン「インペリアルバイキング」の開店に携わったことから、同レストランでは期間中、村上氏の著書『村上信夫の料理ノート』『帝国ホテル 村上信夫のフランス料理』に記されている料理や、1958年の「インペリアルバイキング」開店当時に提供された料理、村上氏が料理長を務めた1964年東京五輪選手村食堂「富士食堂」のレシピブックに残されている料理などが提供される。さらに、東京の杉本料理長が村上氏へのオマージュを込めたメニューも用意されているという。

ランチの価格は、平日8,800円(お子様5,300円)、土日11,000円(同6,600円)。ディナー(金曜日~日曜日のみ)は、平日12,100円(同7,300円)、土日14,300円(8,600円)。

いずれも、展示・開催期間は7月1日~8月31日。

※価格は全て消費税込、サービス料別。