本記事では涙が出るほど笑えるコメディ邦画をランキングでご紹介します。最近では動画配信サービスが充実し、劇場での鑑賞やテレビ放送だけでなくさまざまな形で映画を鑑賞できるようになっています。たくさん笑って気分を変えたいときには、きっとこのランキングが参考になるはず。

今回はマイナビニュース男女会員506人にアンケートを実施。「面白いと思ったコメディ邦画のタイトル」とその理由を聞き、爆笑必至のトップ20作品のランキングをまとめました。

  • 笑えるコメディ邦画ランキング

    笑える邦画を紹介します

笑えるコメディ映画(邦画)ランキング

1位『テルマエ・ロマエ』(2012年公開/32.0%)
2位『釣りバカ日誌』(1988年公開/23.0%)
3位『翔んで埼玉』(2019年公開/20.4%)
4位『ウォーターボーイズ』(2001年公開/18.3%)
4位『カメラを止めるな!』(2018年公開/18.3%)
6位『蒲田行進曲』(1982年公開/15.9%)
7位『THE 有頂天ホテル』(2006年公開/15.6%)
8位『記憶にございません!』(2019年公開/13.8%)
9位『下妻物語』(2004年公開/13.0%)
10位『転校生』(1982年公開/12.4%)
11位『超高速! 参勤交代』(2014年公開/11.9%)
12位『探偵はBARにいる』(2011年公開/11.6%)
13位『お葬式』(1984年公開/11.4%)
14位『ステキな金縛り』(2011年公開/11.1%)
15位『銀魂』(2017年公開/10.6%)
16位『HK/変態仮面』(2013年公開/8.5%)
17位『エイプリルフールズ』(2015年公開/4.5%)
17位『帝一の國』(2017年公開/4.5%)
19位『鴨川ホルモー』(2009年公開/4.2%)
19位『謝罪の王様』(2013年公開/4.2%)
19位『斉木楠雄のΨ難』(2017年公開/4.2%)
19位『決算!忠臣蔵』(2019年公開/4.2%)

涙が出るほど笑える名作コメディ邦画のあらすじやキャスト

続いて、その作品を選んだ理由を作品ごとにご紹介します。

『テルマエ・ロマエ』

古代ローマの浴場設計技師の男が、公衆浴場でタイムスリップ。現代の日本の銭湯にたどり着き日本の風呂文化に衝撃を受けた彼は、古代へ戻ってから革新的な浴場のシステムを次々と設計して人気を博していく。阿部寛、北村一輝、市村正親といった濃い顔俳優らがローマ人役を見事に演じきった同名コミック実写化。

出演/阿部寛、上戸彩、北村一輝、竹内力、宍戸開、笹野高史、市村正親
監督/武内英樹
公開年/2012年

・「ギャグセンスがよかった」(53歳男性)
・「濃いめの役者陣の掛け合いがおもしろい」(44歳男性)
・「笑いっぱなしの映画でした」(43歳男性)
・「古代ローマと現代日本という全然違う文化がお風呂を通してつながるのがおもしろかった」(41歳男性)
・「日本映画はあまり観ないなか、何回か観た好きな作品です」(38歳男性)
・「阿部寛さんがとてもコミカルでぴったりの役どころだった」(53歳男性)
・「風呂を題材にしたり、平たい顔族などの表現に笑った」(45歳男性)
・「テンポがよくて、おもしろいなと感じました」(33歳女性)
・「主人公がタイムスリップするときにお人形を使って表現されているのがとてもツボでおもしろかったです」(43歳女性)
・「これまでにない発想がおもしろかった」(48歳男性)

『釣りバカ日誌』

四国在住の釣りバカの男が、東京本社に転勤。昼に食堂で自分が務める会社の社長と知りあい、互いに素性を知らないまま「ハマちゃん」「スーさん」とあだ名で呼びあい、休みの日に釣りに行く間柄に。ある日、男の妻はスーさんが社長であると気づき……。西田敏行と三国廉太郎のコンビで送る「釣りバカ日誌」シリーズの1作目。

出演/西田敏行、三國連太郎、石田えり、谷啓、山瀬まみ、戸川純
監督/栗山富夫
公開年/1988年

・「単純に笑える」(41歳男性)
・「ハマちゃんのキャラクターが大好きです」(52歳男性)
・「社長と平社員の間でのやり取りがおもしろかった」(45歳女性)
・「ほのぼのとした雰囲気が好き」(50歳男性)
・「のんびり見られるし、設定がおもしろい」(35歳男性)
・「西田敏行が当たり役で、非常におもしろかった」(50歳男性)
・「出演者の絶妙な演技に拍手」(52歳女性)
・「ハマちゃんとスーさんの掛け合いが最高に楽しかったです」(49歳男性)

『翔んで埼玉』

「パタリロ!」の魔夜峰央による1982年発表の原作を、時を経て二階堂ふみとGACKT主演にて映画化。かつて東京都民から迫害を受けていた埼玉県民。ある高校の生徒会長で東京都知事の息子が転校生の少年にひかれるが、実は少年は埼玉出身であったことから、2人は東京と埼玉の境で引き裂かれ……。

出演/二階堂ふみ、GACKT、伊勢谷友介、ブラザートム、麻生久美子、島崎遥香、成田凌
監督/武内英樹
公開年/2019年

・「豪華キャストで、非日常的な演出がおもしろかった」(50歳男性)
・「こんなマニアックな題材をうまく映画化し、笑える作品にしたセンスがすごい」(43歳男性)
・「演者がそれぞれ振り切った演技をされていて本当におもしろかった。埼玉県をかなり悪く言っているようでありながら、たくさんの名産品や有名人が紹介されていて、埼玉県への愛情が感じられました」(43歳女性)
・「他県とのディスり合いがおもしろかったです」(46歳男性)
・「埼玉をディスりつつも、埼玉愛満載の映画でした」(37歳女性)

『ウォーターボーイズ』

廃部寸前の水泳部。新しく顧問になった美人教師につられて入部した5人の男子高校生が、文化祭でシンクロナイズド・スイミングを披露することになる。『ハッピーフライト』『スウィングガールズ』などコメディ映画を得意とする矢口史靖が監督を務めた。妻夫木聡や玉木宏といった人気俳優の出世作となった青春映画。

出演/妻夫木聡、玉木宏、三浦哲郎、近藤公園、金子貴俊、平山綾、眞鍋かをり
監督/矢口史靖
公開年/2001年

・「青春のノリが気持ちよい」(34歳男性)
・「笑えて感動して最後に泣ける映画が好きです」(56歳男性)
・「ラストの吹っ切れた演技が好き」(37歳男性)
・「何度見ても新鮮で飽きがこない。誰と観ても楽しめる」(59歳女性)
・「男のシンクロは画期的だった」(34歳男性)

『カメラを止めるな!』

山奥の廃墟でゾンビ映画の撮影が行われていた。リアリティを求める監督は何度もテイクを繰り返す。そんななか、本物のゾンビが撮影隊を襲い……? 見どころは綿密に張られた大量の伏線が一気に回収される映画後半。もともとは都内の2館のみで上映されていたが、あまりの人気ぶりに全国へ拡大公開され、31.2億円の興行収入を記録。2018年の日本映画界で最大の話題作となった。さらにアカデミー賞監督により、フランスでリメイクされたことも話題に。

出演/濱津隆之、秋山ゆずき、真魚、浅森咲希奈、吉田美紀、合田純奈
監督/上田慎一郎
公開年/2018年

・「予想できない展開でおもしろかったです」(40歳男性)
・「低予算でクオリティーが高かった」(51歳女性)
・「設定が斬新で最後まで飽きなかった」(55歳男性)
・「意外性に富んだ作品でおもしろかった」(52歳男性)

『蒲田行進曲』

「新選組」の撮影が進む撮影所。土方歳三を演じるスターの銀四郎は女優の小夏を妊娠させるが、スキャンダルから逃れるために大部屋俳優のヤスに彼女を押し付けてしまう。一方でヤスもまた、銀四郎のために小夏と結婚することを誓う……。「仁義なき戦い」シリーズの深作欣二が監督を務めた悲喜こもごもの名作。

出演/松坂慶子、風間杜夫、平田満、高見知佳、原田大二郎、清川虹子、千葉真一、真田広之、志穂美悦子
監督/深作欣二
公開年/1982年

・「小さい頃に観た映画ですけど、とてもおもしろく大人になっても観ていました」(48歳男性)
・「ストーリーがおもしろい。キャストがバッチリはまっている」(48歳男性)
・「笑えて泣けてでおもしろかった」(54歳女性)
・「シナリオと俳優が秀逸だった」(61歳男性)

『THE 有頂天ホテル』

新年のカウントダウンパーティーを控えた大みそかの高級ホテル。次々と巻き起こるさまざまなハプニングと、翻弄される従業員やワケありの客の姿を描く。三谷幸喜監督作品の常連である西田敏行・役所広司・佐藤浩市ら名俳優が集結したコメディ作品。

出演/役所広司、松たか子、佐藤浩市、香取慎吾、原田美枝子、唐沢寿明、津川雅彦、伊東四朗、西田敏行
監督/三谷幸喜
公開年/2006年

・「気分がハッピーになる」(48歳男性)
・「豪華な俳優陣が楽しませてくれるエンターテインメントですごいと思った」(59歳女性)
・「三谷幸喜ワールド全開でおもしろかった」(55歳男性)
・「テンポがいい」(41歳女性)

『記憶にございません!』

史上最低の支持率をたたき出した強欲で嫌われものの総理大臣が、一般人の投げた石が頭に当たって記憶喪失になってしまう。それを機に心やさしい善良なおじさんへ変貌した彼が、政治を学んで日本を変えようと本気で奮闘する。三谷幸喜が監督を務め、総理役を中井貴一がコミカルに演じる。風刺がきいた政界コメディ映画。

出演/中井貴一、ディーン・フジオカ、石田ゆり子、草刈正雄、佐藤浩市、小池栄子、斉藤由貴、木村佳乃
監督/三谷幸喜
公開年/2019年

・「中井貴一の演技が捨て身でおもしろかった」(51歳女性)
・「三谷監督作の中でも一番社会風刺がきいたコメディ映画」(59歳男性)
・「中井貴一の総理役がハマっていて、ストーリーもとてもおもしろかったから」(41歳女性)
・「俳優の演技がおもしろいと思った」(28歳男性)

『下妻物語』

茨城県下妻に住むロリータファッション命の桃子は、洋服代を稼ぐため偽ブランドの販売に手を出す。そんな彼女の目の前に現れたのはヤンキー娘・イチゴ。やがて2人の間に奇妙な絆が生まれ……。茨城県下妻市を舞台に少女たちの友情を描く中島哲也監督作。深田恭子と土屋アンナがW主演を務めている。

出演/深田恭子、土屋アンナ、宮迫博之、篠原涼子、阿部サダヲ、岡田義徳、小池栄子
監督/中島哲也
公開年/2004年

・「深田恭子の吹っ切れた演技がよかった」(58歳男性)
・「ロリータファッションの深キョンがかわいくてキャストもよかったです」(51歳女性)
・「千葉県北部に住んでいて共感できることがあり、ドライブで近くに行ったりしました」(38歳男性)

『転校生』

中学生の一夫のクラスに、幼なじみの一美が転校生としてやってくる。帰り道、一緒に階段から落ちたことをきっかけに体が入れ替わってしまった2人は、戸惑いながらも互いになりきって生活しようとする……。『時をかける少女』の大林宜彦がメガホンを取った本作は、監督の故郷である広島県尾道市が舞台となっている。

出演/尾美としのり、小林聡美、佐藤允、樹木希林、宍戸錠
監督/大林宣彦
公開年/1982年

・「当時は奇想天外な映画だったから」(59歳男性)
・「思春期の魅力がつまっている」(56歳男性)
・「感情移入ができたように思います」(58歳男性)

『超高速! 参勤交代』

江戸時代、藩の金山を狙う老中から「5日以内に参勤交代しなければ、藩を取り潰す」と無理難題を吹っ掛けられた湯長谷(ゆながや)藩主・内藤。なんとしても藩を守るため、男は不可能を可能にする作戦を決行する……!? 福島県いわき市から東京まで5日間で参勤交代するという意外性のある設定と個性豊かな登場人物たちのコミカルな掛け合いで、日本アカデミー賞最優秀脚本賞を受賞した。

出演/佐々木蔵之介、深田恭子、伊原剛志、寺脇康文、上地雄輔
監督/本木克英
公開年/2014年

・「時代劇で久々に笑った。老若男女問わず楽しめると思う」(41歳女性)
・「喜怒哀楽がうまく入った作品だった」(47歳男性)
・「佐々木蔵之介が抜群によかった」(58歳男性)

『探偵はBARにいる』

作家・東直己の「ススキノ探偵」シリーズ2作目「バーにかかってきた電話」を大泉洋主演で映画化。札幌ススキノのバーで相棒と酒を飲んでいた探偵に舞い込んだ、コンドウキョウコと名乗る女からの奇妙な依頼。内容は「ある男にひとつ質問をすること」。直後、拉致された探偵はなぜか命を狙われてしまい……。

出演/大泉洋、松田龍平、小雪、波岡一喜、有薗芳記、松重豊、西田敏行、田口トモロヲ
監督/橋本一
公開年/2011年

・「大泉洋の魅力たっぷり!」(62歳男性)
・「ストーリー展開がワクワクした」(47歳女性)

『お葬式』

妻の父が亡くなり、喪主として初めてお葬式を出すことになった男。何もかもわからないことだらけのなか段取りを進めていくが、訪れる人らに翻弄され……。監督自身の実体験をユーモラスに描いた伊丹十三監督初作品。演技派俳優の山崎努が主人公を演じている。

出演/山崎努、宮本信子、菅井きん、大滝秀治、財津一郎、江戸家猫八
監督/伊丹十三
公開年/1984年

・「監督よし脚本よし役者よし」(55歳男性)
・「伊丹十三の名を知らしめた名作だと思う」(51歳女性)

『ステキな金縛り』

弁護士の女が、無罪を主張する殺人事件の被告の担当になる。被告のアリバイは、事件発生時には旅館の一室で金縛りにあい落ち武者の霊を見たということのみ。弁護士は落ち武者を法廷へ呼び、被告人のアリバイを証明しようする。深津絵里と西田敏行がタッグを組んだ、笑って心あたたまる裁判喜劇。

出演/深津絵里、西田敏行、阿部寛、竹内結子、浅野忠信、市村正親、中井貴一
監督/三谷幸喜
公開年/2011年

・「幽霊が証人として裁判に出廷するなどの設定や、キャストの顔ぶれ、もちろんストーリーも、すべてよかった」(52歳女性)
・「かわいらしさとおもしろさが両立しているコメディです」(34歳男性)

『銀魂』

天人と呼ばれる宇宙人が台頭する江戸末期。以前は攘夷志士として戦っていた男のもとに、かつての同志が消息不明になったというしらせが入る。小栗旬、菅田将暉、橋本環奈ら若手人気俳優による体を張った演技が見どころのひとつ。週刊少年ジャンプ連載の同名ギャグコミックを福田雄一監督が実写化した一作。

出演/小栗旬、菅田将暉、橋本環奈、柳楽優弥、新井浩文、吉沢亮、早見あかり、ムロツヨシ、長澤まさみ、堂本剛
監督/福田雄一
公開年/2017年

・「原作が忠実に再現されていてよかった」(41歳男性)
・「小栗旬さんが役にはまっていて、とてもおもしろかったです」(54歳女性)

『HK/変態仮面』

高校生の少年が、銀行強盗の人質になった少女を助けるために変装して現場に潜入。だがマスクとパンティを間違えてかぶった瞬間、彼の変態の血が覚醒する。こうして正義(?)のヒーロー変態仮面が爆誕した……! 実力派俳優・鈴木亮平が、露出度の高い衣装で体当たり演技を見せている。

出演/鈴木亮平、清水富美加、ムロツヨシ、安田顕、佐藤二朗、池田成志、塚本高史、岡田義徳、高畑充希、片瀬那奈
監督/福田雄一
公開年/2013年

・「まさか実写になると思わなかったのでおもしろかった」(37歳男性)
・「振り切れていておもしろい」(32歳女性)

『エイプリルフールズ』

エイプリルフールを迎えた東京の街。セックス依存症で天才外科医の男と、彼の子をおなかに宿した対人恐怖症の女……。総勢27人の個性が強すぎる人物たちが続々登場し、“ウソ”の連鎖反応から起きる騒動を描いた群像劇。松坂桃李と戸田恵梨香が主演を務め、そのほか里見浩太朗、千葉真一ら豪華俳優陣が集結。

出演/戸田恵梨香、松坂桃李、ユースケ・サンタマリア、小澤征悦、浜辺美波、山口紗弥加、岡田将生、富司純子、里見浩太朗
監督/石川淳一
公開年/2015年

・「何度も見返したいと思える」(51歳男性)

『帝一の國』

生徒会長を務めた者は将来の内閣入りが確約されるという、エリートばかりが通う名門高校。将来は総理大臣になる野心を抱く少年・帝一は首席で入学し、生徒会長の座を目指す。しかし、その道には想像以上に厳しい命がけの戦いが待っていた……。菅田将暉、野村周平、竹内涼真など、注目のイケメン若手俳優らが集まった学園コメディ。

出演/菅田将暉、野村周平、竹内涼真、間宮祥太朗、志尊淳、千葉雄大、永野芽郁、吉田鋼太郎
監督/永井聡
公開年/2017年

・「現代離れしていておもしろかった」(45歳男性)

『鴨川ホルモー』

独自の世界観で人気の作家・万城目学のデビュー作を山田孝之主演で映画化。京大に入学した安部が入部したサークル“京大青竜会”。そこはオニと呼ばれる式神を使って戦う謎の競技「ホルモー」の特訓を行うという、いかにもあやしげなサークルだった。安倍はいつのまにか「ホルモー」の世界に引き込まれていき……。

出演/山田孝之、栗山千明、濱田岳、石田卓也、芦名星
監督/本木克英
公開年/2009年

・「京都に住んでいたことがあり、懐かしい地名や出身大学が出てきておもしろかった」(39歳男性)

『謝罪の王様』

あらゆる謝罪のテクニックを駆使し、さまざまな問題を解決していく“謝罪のプロ”。東京謝罪センター所長でもあるこの男は、ささいなトラブルから国家存続の危機まで、持ち込まれた案件を謝罪で解決していく。やがて男の謝罪は究極に達し、ついには土下座を超えた謝罪を生み出してしまう……。阿部サダヲ演じる“謝罪師”が日本を救う、ブラックユーモアたっぷりの物語。

出演/阿部サダヲ、井上真央、竹野内豊、岡田将生、尾野真千子、荒川良々、濱田岳、松本利夫、高橋克実、松雪泰子
監督/水田伸生
公開年/2013年

・「テンポのよい展開だったから」(31歳女性)

『斉木楠雄のΨ難』

超能力を持つ高校生・斉木楠雄は「普通に生きたい」と願っていた。しかし変わり者ぞろいのクラスメイトたちが、そんな楠雄に無駄に絡んでくるのだった。文化祭を無事にやりすごそうとする少年に、数々の災難や事件が降りかかり……。同名コミックスを実写化したSFギャグムービーで、福田雄一が監督を務め、山崎賢人が主人公を演じている。

出演/山﨑賢人、橋本環奈、新井浩文、吉沢亮、笠原秀幸、賀来賢人
監督/福田雄一
公開年/2017年

・「斉木の突っ込みが上手でおもしろい」(38歳男性)

『決算! 忠臣蔵』

吉良邸への討ち入りを計画する赤穂藩の家老らは、討ち入り費用の不足に頭を悩ませていた。チャンスは一度のみ、なんとしても討ち入りを成功させたい浪士らは、膨大な予算を捻出するために藩内の大決算をおこなう。堤真一が大石内蔵助を演じるほか、頭の切れる勘定方の侍・矢頭長助役に芸人・岡村隆史が起用された。

出演/堤真一、岡村隆史、濱田岳、横山裕、妻夫木聡
監督/中村義洋
公開年/2019年

・「忠臣蔵の歴史を踏まえて、それをお金の計算で描写する脚本家や監督のビューがとても楽しかったです」(61歳男性)

笑いが止まらない! 面白い日本映画のコメディをランキング形式で紹介しました

マイナビニュース会員に面白かった邦画のコメディ映画を尋ねたところ、32.0%で『テルマエ・ロマエ』が首位となりました。2位は『釣りバカ日誌』で23.0%、3位は『翔んで埼玉』が20.4%と続いています。全体的に2010年代の作品が多くランクインしており、22作中14作が2010年代作品となっています(19位が同率で4作あるため全22作)。

1位の『テルマエ・ロマエ』は、ヤマザキマリの人気コミックを原作に実写映画化された作品で、古代ローマ人を阿部寛をはじめ“濃い顔”のキャストが演じたことも大きな話題となりました。日本各地の銭湯での撮影のほか、イタリアでの大規模なロケも敢行されており、見ごたえのある作品となっています。日本での大ヒットはもちろんのこと、台湾での興行収入ランキング1位、トロント国際映画祭のガラ・プレゼンテーションに日本の実写映画で初の招待を受けるなど、世界でも話題をさらいました。

2位の『釣りバカ日誌』も人気コミックを実写映画化した作品。1988年から毎年のように制作され、2009年まで全22作が公開され、松竹映画を代表するシリーズのひとつになりました。ところが、実は『釣りバカ日誌』の第1作は、『男はつらいよ』の同時上映作品として制作されており、シリーズ化の予定もありませんでした。公開後の評判もよかったため、2作目がつくられることになったそうです。

3位の『翔んで埼玉』もコミック原作の映画ですが、コミック自体は1982~83年に3回にわけて連載されたもの。異色コミックとして2015年にテレビで紹介されたことでSNSに火がつき、コミックが復刊。そこから、まさかの映画化までされることになり、映画オリジナルの設定もふんだんに盛り込まれました。

ちなみに、『テルマエ・ロマエ』と『釣りバカ日誌』はともに武内秀樹監督作品。ほかにも、三谷幸喜監督は3作品(7位『THE 有頂天ホテル』、8位『記憶にございません!』、14位『ステキな金縛り』)、福田雄一監督も3作品(15位『銀魂』、15位『HK/変態仮面』、19位『斉木楠雄のΨ難』)、本木克英監督は2作品(11位『超高速! 参勤交代』、19位『鴨川ホルモー』)がランクインしています。この4人の監督が今後のコメディ映画界を背負っていく存在なのかもしれませんね。

そのほかにも、ついつい口角が上がってしまうコメディ映画がランクインしているので、アンケートの声を参考にしてみてはいかがでしょうか。

調査時期:2021年5月10日~2021年5月13日
調査対象:マイナビニュース会員
調査数:男女合計506人(男性:378人、女性:128人)
調査方法:インターネットログイン式アンケート

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