エンワールド・ジャパンは6月10日、「職場の満足度調査」の結果を発表した。調査は5月20日〜26日、同社サービスに登録する正社員1,615名(外資系企業社員50%、日系企業社員50%)を対象にインターネットで行われた。
「現在の職場に満足していますか?」と尋ねたところ、全体の43%、外資系企業社員の48%、日系企業社員の40%が「(大変+やや)満足」と回答。その割合は年収が高い人ほど高くなり、年収2,000万円以上の人の満足度は62%に達した。
満足している理由を聞くと、外資系企業社員は「在宅勤務・リモートワークが可能」(69%)、「ワークライフバランス」(56%)、「給与・賞与」(53%)が上位に。日系企業社員の場合では、「仕事のやりがい」(55%)が最も多く、次いで「在宅勤務・リモートワークが可能」(51%)、「職場の人間関係の良さ」(49%)と続いた。
一方、職場に不満足な理由の上位は、外資系・日系企業社員ともに「マネジメントが信頼できない」が最多。外資系企業社員からは、「グローバル主導でローカルに権限がない」(1,500万円以上〜2,000万円未満、40代)、「日本ビジネスと海外本部との板挟み」(1,500万円以上〜2,000万円未満、40代)、「入社時に伝えられた企業魅力や課題感から180度変わっている」(800万円以上〜1,000万円未満、20代)といった声が。
他方、日系企業社員からは、「役職が上がり、負担が増えるが、給与がほとんど上がらない」(800万円以上〜1,000万円未満、50代)、「経営スキルを身につけないまま、年功序列でポジションについている」(800万円以上〜1,000万円未満、40代)、「コロナ禍でも在宅勤務が部分的。フレックスタイム等はなく、閑散期であっても『とりあえず会社にいる』という状況が発生している」(800万円以上〜1,000万円未満、40代)といった不満の声が寄せられた。
次に、「職場満足度は仕事への意欲に影響する?」と質問したところ、94%が「(大きく+やや)影響する」と回答。また、「仕事の意欲を大きく左右する要因は何ですか?」と尋ねたところ、「仕事のやりがい」や「給与・賞与」と回答した人が多かった。