リクルートは6月9日、「401人に聞いた引越し・住み替えの実態調査2021」の結果を発表した。調査は2月22日〜24日、関東1都6県で賃貸住宅へ引越しをした、または検討中の一人暮らしの社会人男女183名(男性87名、女性96名)、および夫婦218名を対象にWEBで行われた。

  • 引越しのきっかけ

    引越しのきっかけ

引越しのきっかけについて聞いたところ、一人暮らし社会人は男女ともに「更新時期がきたから」が最多に。その割合は、女性よりも男性のほうが高いことから、更新手数料を支払って今と変わらない生活を続けるよりも、一時的に出費が増えても新しい生活をと考える男性が多いことがわかった。

また、夫婦は「結婚した(する)から」が最多。「今よりよい条件の物件を見つけたから」の数値は、一人暮らし社会人に比べて高かったことから、一人暮らしのように身軽に引越しはできないものの、よりよい暮らしを望む安定志向が強いことがうかがえた。

  • 家を探すときに重視する項目

    家を探すときに重視する項目

家を探すときに重視する項目は、すべての層で「家賃」が最多。それ以外では意見が分かれ、一人暮らし社会人女性は、他の層に比べて「セキュリティ」を重視する傾向に。さらに「路線・駅やエリア」「最寄駅からの徒歩分数」「立地・周辺環境」などもほかの層より高めとなっており、安心して帰宅できる環境へのこだわりがより強いことが明らかに。他方、夫婦の場合では、「部屋の数」についても重視する傾向が高かった。

一方、あきらめるポイントとしては、すべての層で「家賃」と「築年数」が上位にあがった。