「1を聞いて10を知る」――物事の一部を聞いただけで全部を理解できる、非常に賢く理解力があることを例えたことわざです。

この言葉のような頭脳明晰な人になりたいと憧れるものですが、アメリカでナノテク研究職として働く、あひるさん(@5ducks5)のツイートが話題になっています。

  • ※写真はイメージです

「1を聞いて10を知る」は頭脳明晰かも知れないけど、コミュニケーションに必要なのは「10まで聞く事」です。(@5ducks5より引用)

「10まで聞くこと」、一見シンプルで簡単そうなことですが、この投稿に「これができないのよ」「確かに。10まで聞けないこと多い。気をつけよう」「10まで聞かずに3くらいで飛び出すか、10まで聞いてても脳内で他のことを考えてたりするダメなワタシ……(苦笑)」とわが身を振り返るコメントが多数寄せられています。

6月8日時点で、8.8万件のいいね、1.8万件のリツイートがされているこの投稿、「このツイートがこれだけバズってるのはそれだけ『聞くことって大事だよね』って共感が得られてるんだろうなと思います」「人の話を最後まで聞かない人がすごく多い。話を最後まで聞くのが本当のコミュニケーション能力です。まさに『話し上手は聞き上手』です」といったコメントも。

日常にありがちだけれど、なかなか気づけないこの発想、今回の投稿をされたあひるさんに、このツイートをされた経緯について伺いました。

投稿者に聞いてみた

――今回の投稿をしようと思ったきっかけがあればお教えください。

以前も似た趣旨のツイートはしていたのですが、今回は自分の子から私が「話を最後まで聞かない」と怒られてハッとさせられたことがきっかけです。相手の話を聞く、相手のために時間をかけるのがコミュニケーションの本質だなと再確認するための自戒の意を込めたツイートでした。

――多くの方から同意の意見や「気をつけたい」といったコメントが寄せられています。

多くのコメントを頂いて驚きましたし、様々なご意見もあると思いますが、効率よりも大切な物をコミュニケーションの中に見つける事は大切だなと感じています。

お仕事において、効率は機械にかないませんし、人間らしい付加価値を見つけていきたいですね。


後輩や子どもと話をしている時、ついつい「わかったから」と途中で遮ることもあるかもしれません。そんな時に思い出したいツイートでした。